ミニかぼちゃを丸ごと楽しむ!種類の違いと器アレンジレシピ13選

ミニかぼちゃの種類の違いとレシピまとめ

こんにちは!みすずです。

ハロウィンや秋の食卓にぴったりな、可愛らしい丸ごとかぼちゃ

手のひらサイズのかぼちゃを器にして、プリンやグラタン、スープなどを作ると、見た目も華やかで季節感たっぷり!何より野菜を丸ごと使った詰め物料理は特別感があって私は大好きなんです。

20代の頃の私はかぼちゃプリンが大好きで、丸ごとかぼちゃプリンを扱っている市外のケーキ屋さんまで何度も買いに行っていました。かぼちゃが好きだったことも理由のひとつですが、何より「かぼちゃの中に何かが詰まっている」という特別感に惹かれていたから。

ただ実際に食べてみると、かぼちゃはただのかぼちゃの味、プリンはただのプリン(かぼちゃプリンではなく)、まるでかぼちゃの煮物とプリンを一緒に食べているかのような感じで、あまり満足感がありませんでした。

うさ子

せっかく遠くまで買いに行ったのに、というがっかり感と
でもこの店にしか「丸ごとかぼちゃプリン」がないから仕方ないよね、という諦め感がありました。

そんな経験から「丸ごとかぼちゃプリンは家で作ったほうがおいしい!」と気づいたのがこのような記事をまとめた経緯です。

丸ごとかぼちゃプリンも丸ごとかぼちゃグラタンも、取り扱っているお店を探すより家で作ったほうが早いような気もしちゃいますしね。

ということで、この記事では、そんな「小玉かぼちゃを丸ごと使う」ための基本情報とレシピをまるっとご紹介します!

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この記事について

この記事は、2つのパートに分かれています。

  1. 前半:見た目は似ていても、味や食感が異なる「ミニかぼちゃ4種類」を比較。
    坊ちゃんかぼちゃ・小菊かぼちゃ・赤皮栗かぼちゃ・プッチーニ、それぞれの特徴や使い方の違いを解説します。
  2. 後半:小さなかぼちゃを器として活用した、見た目も楽しい丸ごとかぼちゃレシピ11選をご紹介!
    プリン・スープ・サラダ・グラタンなど、秋のごちそうにぴったりなレシピを集めました。
うさ子

小玉かぼちゃの魅力を、ぜひご家庭でも取り入れてみてくださいね!

小さなかぼちゃ4種を比較!特徴と選び方

スーパーや直売所で見かける手のひらサイズのミニかぼちゃたち。
見た目はどれも可愛らしいですが、味・食感・用途に違いがあります。

4種の小玉かぼちゃ
左上から時計回りにプッチーニ、小菊かぼちゃ、赤皮栗かぼちゃ、坊ちゃんかぼちゃ

どのかぼちゃをどんな料理に使えば良いのか、今回は以下の4種類の小玉かぼちゃの特徴を比較してみました。

種類分類出回り時期味・食感特徴
坊ちゃんかぼちゃ西洋かぼちゃ7〜8月ホクホク手のひらサイズ。見た目は普通のかぼちゃに近く、栗かぼちゃのようなホクホク食感。
グラタンやプリンに。
小菊かぼちゃ日本かぼちゃ7〜9月煮崩れしにくい直径15cmほど。
上から見ると菊の花のような形。
和食に合う上品な風味。煮物や含め煮に。
赤皮栗かぼちゃ西洋かぼちゃ6月〜10月初旬しっとり水っぽい赤い皮と厚い果肉が特徴。
金沢の伝統野菜「打木赤皮甘栗かぼちゃ」が有名。皮が薄く、器にすると写真映えします。
プッチーニ西洋かぼちゃ6月〜冬(貯蔵性◎)甘い黄色く可愛らしい見た目。飾りにも◎。加熱するとしっかり甘い。

どれを使えばいいか迷ったときは、作りたい料理に合ったタイプを選ぶのがコツ。

うさ子

とはいえスーパーで小玉かぼちゃはあまり見かけないので、私はその時見つけたものを買っちゃってます!

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坊ちゃんかぼちゃ|ホクホク食感でグラタンやプリンにぴったり

坊ちゃんかぼちゃ3つ

坊ちゃんかぼちゃは、手のひらサイズで見た目も愛らしく、栗かぼちゃに似たホクホク食感が魅力。

果肉がしっかりしていて崩れにくいため、丸ごとプリンやグラタンに使っても形が保ちやすく、器としてとても優秀。

うさ子

大きいかぼちゃに比べ果肉は少なめです。

皮もやや厚めですが、蒸したりレンジ加熱で柔らかくなり、皮ごと食べることも可能です。

小菊かぼちゃ|菊の花のような見た目で和食に合う

小菊かぼちゃ

小菊かぼちゃは、日本かぼちゃの一種で、表面にくっきりとした縦じまのくぼみが入り、見た目も華やか。

味は控えめで上品、煮崩れしにくいのが特徴なので、和食の煮物や含め煮にぴったりです。

追熟によって皮の色が赤みを帯びることもありますが、甘さはあまり変わりません。
食べ頃も7月〜ハロウィン前の9月までとなります。

赤皮栗かぼちゃ|皮が薄く器に映える!しっとり食感

赤皮栗かぼちゃの代表的な品種は金沢の伝統野菜「打木赤皮甘栗かぼちゃ」。

赤い皮と厚い果肉が特徴。
食感はしっとりやや水っぽく、甘みは控えめ。ホクホク感はありません。

サラダやスイーツ系の器として使うと素材の味が引き立ちます。

皮がとても薄いため、ナイフで簡単にカットできます。

プッチーニ|黄色で飾りにも映える甘い小玉かぼちゃ

プッチーニ2つ

プッチーニは鮮やかな黄色とコンパクトなサイズ感で、見た目に惹かれて手に取る方も多い品種です。

実は食べられる西洋かぼちゃで、加熱するとしっかりとした甘みがあります。

うさ子

可愛らしいので飾り用かぼちゃと間違えそうですよね。

皮も薄くて柔らかく、丸ごとスープやプリンにおすすめ。
その可愛さから、ハロウィンの飾りにもぴったりです。

煮物や炒め物にも使えますが、せっかくなら可愛い形を生かして丸ごとかぼちゃ料理に使いたい品種です。

ミニかぼちゃを器にする時のコツと加熱のポイント

見た目にも楽しい丸ごとかぼちゃ料理。

オフでも、実際に作ってみると「加熱しすぎて崩れてしまった…」「中がまだ固かった…」といった失敗もしがちですよね。

ここでは、かぼちゃを崩さずきれいに器にするためのコツと、調理器具別の加熱時間の目安をご紹介します。

丸ごとかぼちゃ料理4種

加熱前の下準備

丸ごと使う前に、まず外側をきれいに洗っておきましょう。見た目にも影響しますし、皮ごと食べる場合は特に丁寧に。

加熱後はかぼちゃが柔らかくなるため、カットやくり抜きは先に加熱してから行うのが安全で崩れにくいです。

失敗しない加熱の順番

  • 具材を後から詰める場合:かぼちゃをやや固めに加熱してから、具材を詰めてさらに加熱します。
  • 非加熱の具材(サラダなど)を詰める場合:最初の加熱で食べられる柔らかさまでしっかり火を通すようにしましょう。
  • 具材も器のかぼちゃも生のまま一緒に加熱する場合:初回は失敗しやすいです(可能なら上2つの調理方法への変更を推奨します)

3つ目の「生のかぼちゃに直接具材を詰めて加熱する」場合、具材とかぼちゃとどちらかが生焼けになる危険性があり加熱時間の設定が難しいです。

うさ子

私はこれでよく失敗し、かぼちゃを崩してしまいました

そのため、私はかぼちゃのみ一旦加熱し具材を詰めて再度加熱するようにしています。

丸ごとかぼちゃの加熱時間の目安(500〜600gサイズの場合)

※かぼちゃの大きさや道具の性能によって異なるため、あくまで目安としてご活用ください。

加熱方法加熱時間の目安備考
蒸し器約10分やわらかさの調整がしやすく、失敗しにくい
圧力鍋(低圧)1分 + 自然放置短時間で火が通るが、柔らかくなりすぎ注意
電子レンジ(600w)5分程度ラップをふんわりかけて加熱。加熱ムラに注意
鍋・フライパン(蒸し蓋やすのこ使用)8〜10分蒸し器がない場合に便利。水分量に注意
鍋にスチーマーを入れ蒸しています

かぼちゃを器にする方法

  1. 加熱後、上部1/4〜1/3あたりで水平にカットします(フタ部分を作るイメージ)。
  2. スプーンで種とワタを丁寧にくり抜きます。外側までくり抜いてしまわぬよう注意。
  3. 皮ギリギリまでくり抜かず、厚みを少し残すことで強度が出ます。
かぼちゃをくり抜きます

かぼちゃが温かいうちに作業すると、くり抜きやすくなります。
加熱しすぎると崩れやすいので注意。

かぼちゃを加熱しすぎると、こうなる

かぼちゃを加熱しすぎるとこんな感じになります。

うさ子

割れてますね!!

割れたかぼちゃ

かぼちゃは生のままでは硬いですが、加熱しすぎるとすぐに割れてしまうので注意してください。

うさ子

この時は割れたかぼちゃを写真のような丸いパイレックスに入れ、具材を詰めてグラタンにしました

慣れてきたら、フタの部分をギザギザにカットしたり、顔を描いてハロウィン風にアレンジしても楽しいですよ。

ギザギザカットした坊ちゃんかぼちゃとかぼちゃスープ

▼ギザギザカットのやり方は、こちらの動画でも詳しくご紹介しています:
【YouTube】丸ごとかぼちゃのギザギザカットのコツ

【丸ごとかぼちゃレシピ11選】見た目も楽しい小さなかぼちゃ料理

ここからは、小玉かぼちゃを丸ごと使ったレシピをご紹介します。

プリン、スープ、グラタン、サラダなど、おかずにもスイーツにも活躍するレシピばかり。
お好みのレシピを探してみてくださいね!

かぼちゃプリン系レシピ

かぼちゃスープ系レシピ

かぼちゃに詰めたサラダ系レシピ

器のかぼちゃを崩しながら、アボカドサラダと絡めて食べるのもおいしいです。

アボカドエッグの丸ごとカボチャサラダ

かぼちゃのグラタン・肉詰めレシピ

変わり種レシピ(ハーブ焼き&ピザ)

丸ごと小菊かぼちゃのもつハーブ焼き

丸ごとかぼちゃ料理は市販品ではなかなか出会えないかと思うので、お家でぜひ楽しんでくださいね!

うさ子

おうちで楽しめる特別な一品です!

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まとめ

今回は、小さなかぼちゃ4種類の違いと、それぞれのかぼちゃを活かした丸ごとかぼちゃレシピ11選をご紹介しました。

坊ちゃんかぼちゃやプッチーニ、赤皮栗かぼちゃ、小菊かぼちゃ──見た目は似ていても、味や食感、用途はそれぞれ違うからこそ、選ぶ楽しさ・作る楽しさがありますね。

かぼちゃのスープとかぼちゃの肉詰め

加熱時間や崩れにくいコツさえ押さえれば、見た目も味も満足感のある一品に仕上がります!

どのレシピもそれぞれに魅力がありますが、はじめて作る方にいちばんおすすめしたいのは「ゼラチンプリン」です。

こだまかぼちゃ(坊ちゃんかぼちゃなど)をやわらかくなるまで加熱し、中にゼラチンで作ったプリン液を流し込んで冷やし固めるだけ。加熱による失敗が少なく、見た目もきれいに仕上がります。

一方で、蒸しプリンや焼きプリンのように再加熱が必要なレシピは、かぼちゃの加減が難しく、加熱しすぎて崩れてしまったり、逆に固すぎてスプーンが入らない…なんてことも。

うさ子

実は私は…
丸ごとかぼちゃの蒸しプリン作成で何度も失敗、その結果ゼラチンプリンに落ち着いたんです。

そうした経験もふまえて、初めての「丸ごとかぼちゃ」には、冷やして固めるタイプのゼラチンプリンが安心でおすすめです。

旬の時期にしか出回らないミニかぼちゃたち。
もし見かけたら、ぜひおうちで「丸ごと」レシピにチャレンジしてみてくださいね。

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今後も良い記事をお届けしていきます!

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