【後編】新型アラジントースター調理コース全て試しました!

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このブログはお砂糖みりんなしレシピを載せています。

今回は、新型アラジントースター(グラファイトグリル&トースターフラッグシップモデル)に搭載された8つの調理コース紹介後編です

前編の記事はこちらです

新型アラジントースターで実際に調理できるのは以下の8コース

  1. トースト(1枚 / 2〜4枚)
  2. 冷凍トースト
  3. 温め・オーブン
  4. 高温グリル
  5. 煮る
  6. 蒸す
  7. 低温調理・発酵
  8. 炊飯(1合 / 2合)

後編である本記事では「5. 煮る」から「8. 炊飯」までご紹介します

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動画はこちら

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20分の動画です 

アラジントースターの新旧比較についてはこちらをどうぞ

8つの調理コース・後編

トースト、冷凍トースト、温め・オーブン、高温グリルまでの4コースについては前編の記事へどうぞ

後編は煮るコース以降をご紹介します

煮る

  • 加熱温度:自動設定
  • 加熱時間:0〜60分
  • 水分が多いと吹きこぼれる可能性あり

煮るコースで作れるのは肉じゃが、カレーやシチュー、スープなど。

煮物や汁物がトースターで作れるコースです

公式レシピにあるカレーを作ってみました

作り方はこちらをご参照ください

全ての材料を詰め、【煮るコースで40分】で出来上がります

アラジントースターでのカレーの作り方はとっても簡単です

野菜、肉、あればスパイス類を全てグリルパンに詰め、煮るコースで加熱するだけ。

「これだけでカレーが作れるなんて!」ときっと驚きますよ

まずは公式レシピ通りにビーフカレーを作ります

我が家では牛肉を滅多に購入しないので自宅でビーフカレーを作るなんてほんと何年ぶりでしょう。。

玉ねぎ、人参、じゃがいも、ローリエとシナモンスティック、そして牛もも肉を加えています

ほぼ公式レシピ通りですが、今回の分量を記載しておきますね。

【ビーフカレー】

  • 牛もも塊肉 300g
  • 塩 適量
  • 人参 2本
  • じゃがいも 300g
  • 玉ねぎ 2個
  • ニンニク 10g
  • 米粉カレールウ(フレーク) 120g
  • 水 1000ml
  • ローリエ(あれば) 1枚
  1. 玉ねぎは櫛形に切り、にんじんとじゃがいもは乱切りにします。じゃがいもは水に晒し、水けを切ります。ニンニクはみじん切り、牛肉は小さめに切り塩を振ります
  2. グリルパン深に野菜を詰め、その上に肉を乗せます。水を注ぎ、カレーフレークを入れ溶かし混ぜます。
  3. ローリエを入れグリルパン浅を蓋としてかぶせ、トースターへ移動。煮るコースで40分加熱します

*固形カレールゥを使用する場合は包丁で細かく刻んでおきます

使用した米粉カレールゥはこちら

オリエンタルの米粉カレールゥを使いました

グリルパンには野菜を先に詰め、その上に牛肉を入れます

水、カレールゥ、ローリエを加えよく混ぜます

固形のルゥを使う場合は包丁で細かく刻んでから加えます

グリルパン浅で蓋をし、煮るコースで40分

注意

ここで1点注意点です

グリルパンは持ち手がなく、また蓋はすぐにズレます

カレーが入ったグリルパンはかなりの重さになります

そしてめちゃくちゃ熱いです

ミトンをはめた手にも熱が伝わるので高温にも耐えられる丈夫なミトンが必要になります

また、中が見えない容器なので満タンまで入ったたっぷりの熱い液体をこぼさないよう取り出して移動させるのはかなり神経を使う行為です

取り出す時は十分お気をつけください

チキンカレーも試しました

同じ材料で、牛肉を鶏もも肉600gに変えて作ってみました

肉を600g(先ほどの倍量)に変えても溢れることなく作れます。

そして肉600gの方がたっぷりの鶏肉が楽しめ、美味しかったです

こちらの方が私好みでした

やっぱり重いよ

肉の量が倍になれば当然グリルパンもさらに重くなります

取り出す時は注意してください

重くて熱く、取り出しにくさがより増しました。

持ち手のないグリルパンはかなり持ちにくいですし、縁の部分を持とうと思っても温度が高すぎ、高温耐熱のミトンを使用していても指に高熱が伝わります

なのでミトンに耐熱シリコンを1枚かませて取り出しますが、蓋がズレやすいのでツルツルと持ちにくく、本っっ当に取り出しにくいです

トースターでカレーが作れるのは嬉しいのですが、この辺りをもっともっと改善してくれると嬉しいですね。

とはいえ「入れて加熱するだけ」で出来上がるカレーは自動調理鍋がない場合には大変重宝します

煮るコースのまとめ

  • グリルパンが取り出しにくい(これだけは切実に改善希望です)
  • ノンオイルで作れる
  • 材料を入れて加熱するだけで出来上がるので便利!

蒸す

  • 加熱温度:自動調節
  • 加熱時間:0〜30分
  • グリルパン深に水150mlを入れすのこを入れて使用
  • 必ずグリルパン浅を蓋として被せる

蒸すコースは焼売や肉まん、プリン、蒸しパンなどを作ったり、市販品の温めに使います

蓬莱の豚まん(冷蔵品)を蒸してみました

グリルパン深に水を入れ、すのこをセット。

その上に肉まんを乗せます(肉まんの裏の紙はそのままでOK)

温度は自動設定なので、時間のみ合わせます

パッケージの表示時間(10〜15分)を参考に今回は12分蒸しています

さて、以前私はアサヒ軽金属とstaub鍋そしてバッラリーニフライパンでの肉まん蒸し比べ動画を投稿しました

その時も今回と同じ蓬莱の豚まんを使用しています

一番美味しく蒸せたアサヒ軽金属のワイドオーブン(廃盤品・現オールパンと同じ性能の鍋です)の肉まんは甘味がグッと増して生地が柔らかふっくらとし、全く違う風味が楽しめました

それと比べると、、、

今回のアラジントースターでの肉まんは普通です

アサヒ軽金属で蒸した肉まんには及ばないかな、と感じました

でも普通に美味しく蒸し上がるので問題はないかと思います

今回重要なのは美味しさではなく蒸し鍋を洗わなくて良い手軽さですもんね。

この「蒸す」機能と前編記事でご紹介した「温め・オーブン」機能は、容器を取り替えるなどしてうまく使えば電子レンジの代わりとして使えるのではないかと思います

そのほか蒸し時間

  • 蒸しパン 4個(1個50g) 18〜22分
  • 蒸しプリン 4個(1個110g) 10~13分
  • チルド焼売 8個 8~10分

蒸すコースまとめ

  • トースターで手軽に蒸し料理ができる
  • 美味しさで比べるとアサヒ軽金属の鍋蒸しには少し劣る

私は今回の新型アラジントースターの中で、トースト以外ではこの機能が一番嬉しいです!

蒸し器を取り出すのは面倒ですし、staub鍋のスチーマーで蒸すと重ーーい鍋を洗わなくてはならず、洗い物が大変。

軽いグリルパンで手軽に蒸せるのでとても嬉しいです

低温調理・発酵

  • 加熱温度:40〜90度(5℃刻み)
  • 加熱時間:0〜3時間
  • 使用前に必ず本体の空焼きを行う(320℃3分)
  • 空焼き後、充分に冷ましてから使用
  • 必ずグリルパン深を使用
  • 必ずグリルパン浅を蓋として使用
  • パン生地の発酵にはすのこ不要

ヨーグルト、甘酒、テンペなど発酵食品の作成やパン生地の発酵、鶏胸肉の低温調理、ローストビーフなどに使える機能です

四角いグリルパンの中で発酵調理ができるので、ヨーグルトメーカーや炊飯器では作りにくかったテンペや藁納豆などもうまくできそうです(未確認です)

参考のため発酵食品の作り方記事のリンクを記載しておきますね

テンペの作り方はこちら

納豆の作り方はこちら

甘酒の作り方はこちら

パン生地の発酵については前編記事の「3. 温め・オーブン」コースを参照

鶏胸肉で塩麹チキンを作ってみました

使用前に320度で3分空焼きを行い、その後完全に冷ましてから作成します

今回は【80度で125分】加熱しています

分量と手順はこちら

  • 鶏胸肉 2枚(600g)
  • 塩麹 60g
  • 生姜 4〜5切れ
  1. 鶏胸肉の皮を剥ぎ取り、塩麹とともに保存袋に入れます。袋の中の空気を抜いてぴったりと閉じ、よく揉み混ぜ一晩冷蔵します。
  2. 使用する30分前に室温に出します。厚みに包丁を入れ切り開きます(なるべく平らになるように)
  3. グリルパン深にすのこを入れ、すのこの上に鶏胸肉を並べます(重ならないように)。生姜を乗せグリルパン浅で蓋をします。アラジントースターに入れ低温調理コース80度で70分(公式レシピの調理時間)〜125分(私が今回実際に加熱した時間)加熱します

鶏皮の付近は火通りが悪いので、皮は必ず剥いでから使用します

生焼けになりやすいので少しでも厚い部分は包丁を入れ、ごく薄く平たく切り開いておくのがポイント

調理してみて思ったのは、アラジントースターは低温の加熱が苦手な印象です

これは鶏肉をすのこの上に乗せているだけで調理しているので80度の熱が肉まで届きにくい?ためではないでしょうか

120分調理しましたが、それでも生焼けになる部分がありました

切って断面を確認し、赤い部分は再加熱。

お腹を壊しやすい方は怪しい部分はそのまま食べず、熱湯で茹でてうどんや汁物などに茹で汁ごと利用するなどして確実に加熱してくださいね。

低温調理まとめ

  • 使用前に空焼き〜庫内を完全に冷ます時間が必要
  • パン生地の発酵に使用すると生地が乾燥する(前編記事の温めオーブンコース参照)
  • 肉の低温調理時は火が通っているかどうかしっかり確認する
  • 鶏胸肉の低温調理には不向きなのかもしれません
  • 四角い容器で発酵させられるのでテンペの作成に向きそう

公式レシピ

公式レシピのサラダチキンでは鶏むね肉を開かずに調理しており、

調理時間は鶏胸肉1枚の場合【80度で60分】となっています

私は低温調理器(ボニーク)を使用した場合でも同様で公式レシピよりもかなり長い時間加熱しないと生焼けになってしまいました。

鶏胸肉の加熱は公式レシピ通りには行かないのが常であると思っています

皆さんも加熱してみて仕上がりを確認し、加熱時間を調節してくださいね

ということでこれで出来上がりです

3度加熱時間を延長しましたが、塩麹で柔らかなサラダチキンが完成しました!

このあとそれでも怪しい部分は熱湯で茹で、チキンスープに再利用しています

煮るコースや蒸すコースの手軽さに比べると、低温調理コースはうまくいきづらく

何度か確認して再加熱が必要です

そのため少々手間を感じるかもしれません

炊飯

ようやく最後のコースのご紹介です!

トースターでご飯が炊ける炊飯コースです

  • 加熱温度:自動調節
  • 加熱時間:1合 28分 / 2合 30分
  • 白米:1〜2合
  • 炊き込みご飯:1.5合
  • 付属の炊飯釜以外は使用不可
  • 庫内が熱いとエラー表示が出る(冷ましてから行う)
  • 保温や浸水機能なし

アルミ製の付属炊飯釜を使用します

蓋をしっかりと閉めないと吹きこぼれの原因になります

また、米は30分浸水させてから使用します

画像は皮付きもち麦 (紫もち麦) を混ぜています

皮付きもち麦は皮が硬いので、一晩浸水が必要です

炊飯釜の蓋をぴったりと閉め、トースターへ移動します

あとは1合コースに合わせてスタートボタンを押すだけ。

1合なら28分で炊き上がります

保温機能はないので炊けたらすぐにトースターから取り出しましょう

というわけでトースターで美味しいご飯が炊けました!

アラジントースターのご飯は公式サイトによると土鍋炊きご飯に近い仕上がりとのこと

これほんとトースターとは思えない、甘味のあるご飯が炊けます!

米一粒一粒をしっかり感じられ、一般的な炊飯器より美味しく炊けると感じました

本当に美味しいの?

とはいえ、ずば抜けて美味しい唯一無二のご飯が炊けるわけではありません

我が家でご飯が美味しく炊けるのは「かまどさん電気

このブログでも過去に炊き比べ動画を投稿し、ご紹介しています

このかまどさん電気のご飯とアラジントースターのご飯を比べると、、、

申し訳ないですがかまどさん電気のご飯のほうが断然美味しいです

アラジントースターのご飯も普通にとっても美味しいんですけどね

かまどさん電気のご飯は鍋の蓋を開けた時にふわっとお米の甘い香りが漂います

まるでいつものお米ではないかのような美味しさ。

お米の持っているおいしさを最大限に引き出してくれる鍋なんです

それと比べるとアラジントースターのご飯は、普通。

普通に美味しいですが、かまどさん電気ほど甘くはありませんし、かまどさん電気ほど感動もありません

ですがstaubやバーミキュラ鍋で炊くご飯には似ている気がします

それなのにstaub鍋やかまどさん電気に比べ、アラジントースターのアルミ鍋はとっても軽いです

なのでお手入れ楽々

この点がとてもポイント高いと思います!

重い鍋を洗ったり、鍋の乾燥をかけたりと気をつけなくてもよく、そこそこ美味しいご飯が炊けるんですから文句のつけどころがありません

お料理にトースターを使用しない場合、このコースはとても役に立つと思います

炊飯コースまとめ

  • 鍋が軽いので洗い物楽々
  • そこそこ美味しいご飯が炊ける!
  • 炊き込みは1.5合まで、白米は2合までしか炊けないのがデメリット

8つの調理コースの説明は以上になります

最後に

今回は、新型アラジントースターであるアラジングラファイトグリル&トースターフラッグシップモデルの8つの調理コースについて前後編にてお伝えしました

▶︎動画はこちら

https://youtu.be/BwdZP5aeSSc

ご紹介した8つのコースの中で私が一番気に入っているのはトーストコースです

カリッとフワッとした、香ばしいのに柔らかなトーストのおいしさに感動です!

毎日食べてもまた食べたくなるトーストがおうちで焼けるようになりました

毎日朝ご飯が楽しみです

また、蒸し料理など他にも魅力的な調理がたくさん!

いろいろな調理に使える点も嬉しいですね。

アラジントースターさえあればオーブン不要!、、、とまでは正直いきません。

ですがオーブンの補佐として、大活躍してくれるトースターです

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