
こんにちは!みすずです。
この記事では、お料理にもお菓子にも使いやすいかぼちゃの選び方をご紹介します。
ほっくり甘くて栄養たっぷりな「かぼちゃ」
ダイエット中や低糖質な食事を意識している方の中でも、かぼちゃを「自然な甘さのごほうび」として楽しんでいる方は多いですよね。
でも、いざお菓子を作ろうとスーパーでかぼちゃを選んだとき、「あれ?なんだか水っぽい…」「全然甘くない…」と失敗した経験はありませんか?
実はかぼちゃにはホクホクした甘味の強いかぼちゃと、べちゃっとなりやすい水分の多いかぼちゃ、2種類のかぼちゃがあるんです。

ほくほく系としっとり系の使い分けがしたい方におすすめの内容です!
低糖質レシピやダイエット中のおやつにも活かせる、かぼちゃの魅力を一緒に深掘りしていきましょう!
用途に合わせてかぼちゃを選ぼう
かぼちゃには、大きく分けて2つのタイプがあります。
- ホクホク系(粉質):水分が少なく、ほろっと崩れる食感。加熱すると甘さが引き立ちます。
- しっとり系(ねっとり):水分が多く、やわらかくなめらか。ペーストにしやすい質感です。
ホクホクかぼちゃを潰したところ
ほこほこしています。


しっとりかぼちゃを潰したところ
べちょっとしています。





仕上がりが全く異なるので作りたい料理やお菓子、そしてあなたの好みによって選びましょう!
お菓子作りに欠かせない!ホクホクかぼちゃの魅力


なぜ、お菓子作りには「ホクホク」したかぼちゃが向いているのでしょうか?
それは、デンプン質を多く含んでいるからです。
加熱すると水分が抜け、粉を吹いたようなホクホクとした食感になります。この食感は、プリンやタルトのなめらかな口当たり、パウンドケーキのしっとりとした仕上がりを生み出すのにぴったり。



特に「お砂糖なし料理」や「お砂糖なしスイーツ」に使う場合はホクホクかぼちゃがおすすめです!
反対に、水分が多いかぼちゃを使うと、仕上がりがベチャッとしたり、味が薄く感じられたりすることがあります。



せっかく時間をかけて作ったのに残念な結果にならないよう、かぼちゃ選びはとても大切ですね!
代表的な品種は、スーパーでよく見かける「栗かぼちゃ」系です。
ホクホクかぼちゃが向いているレシピ
- 煮物や焼きかぼちゃ(甘辛い味付けもしくはお砂糖なし煮物、素焼き)
- 低糖質なコロッケ風(衣なしで焼くタイプ)もしくは通常の衣付きで揚げるコロッケ
- ポタージュスープ
- かぼちゃのパウンドケーキやチーズケーキ
- かぼちゃのレアチーズやプリン(蒸しプリンやゼラチンプリン)
粉質で甘みが濃いため、お砂糖を使わなくても満足感が出やすいですよ。
ホクホクかぼちゃのおすすめレシピ (▼クリックで開きます)
▶ 衣なしでヘルシー♪
低糖質かぼちゃコロッケのレシピはこちら


▶ 砂糖なしでもしっとり濃厚
かぼちゃのベイクドチーズケーキのレシピはこちら


煮物におすすめ!「水っぽいかぼちゃ」の特徴


水分が多い「水っぽいかぼちゃ」は、加熱しても煮崩れしにくいのが特徴。
ホクホク系に比べるとデンプン質が少ないため、煮物や炒め物など、かぼちゃの形をしっかり保ちたい料理に使われています。
代表的な品種には、日本かぼちゃ系、ひょうたんのような形をした「バターナッツかぼちゃ」、加熱すると果肉がそうめんのようにほぐれる「そうめんかぼちゃ」などがあります。
水っぽいかぼちゃが向いているレシピ
- さらっと仕上げたいポタージュスープや味噌汁の具に
- 豆乳やヨーグルトと合わせた寒天、つるんと仕上げたい砂糖入りのゼラチンプリン
- ミキサーなしでも潰しやすいので離乳食にも◎
水分が多いぶん、生地にそのまま混ぜ込むときは粉類や卵で調整しましょう。
しっとりかぼちゃのおすすめレシピ (▼クリックで開きます)
▶ ミキサー不要・あったか濃厚!
かぼちゃポタージュのレシピはこちら


▶ お味噌と相性バツグン◎
かぼちゃとソーセージの味噌スープはこちら


用途別|かぼちゃの選び方早見表
ここまでをざっくりまとめますね。
用途 | 向いているかぼちゃのタイプ |
---|---|
焼き菓子、チーズケーキ(ベイク・レア) | ホクホク系 |
濃厚ポタージュ | ホクホク系 |
さらっとポタージュ、砂糖入りプリン | しっとり系 |
煮物、炒め物 | どちらでもOK(甘さ・食感の好みによる) |
低糖質おやつ | 甘みの強いホクホク系が満足感◎ |
基本的にはお好みで選んでもらえばOK。
でも、低糖質おやつや低糖質お料理にはホクホク系の方が向いています。



お砂糖なしの料理やデザートレシピでは、かぼちゃを砂糖の代わりに使用しているのでホクホク系の方が向くんです!
かぼちゃの代表的な品種をチェック
ホクホク系かぼちゃの代表品種
お砂糖なしレシピに使いやすいホクホク系のかぼちゃについて見ていきましょう。
ホクホク系かぼちゃの代表的な品種は、こちら。
- 栗かぼちゃ系:スーパーで一番よく見かける品種です。その名の通り、栗のようにホクホクして甘みが強いのが魅力。迷ったらこれを選べば間違いありません!
- 雪化粧かぼちゃ:白っぽい皮が特徴的。収穫後に貯蔵することで甘みが増し、さらにホクホク感が強くなります。
- 味平かぼちゃ:栗かぼちゃの一種。甘みが強くホクホク感がとても強い品種です。ねっとり感もあり、お菓子作りに使いやすい品種です。
- えびすかぼちゃ:最も流通が多い西洋かぼちゃ。果肉は濃い黄色。甘みがあるが、栽培条件や熟成具合で水っぽくなることもあり。注意が必要。
しっとり系かぼちゃの代表品種
ホクホク系が粉質で甘みを感じやすいのに対し、しっとり系のかぼちゃはなめらかで水分が多く、さらっとしたポタージュや砂糖ありプリンに向いています。
- そうめんかぼちゃ(糸かぼちゃ)
ゆでると糸状にほぐれ、独特のシャキシャキ食感に。スープやサラダ向き。 - バターナッツかぼちゃ
ナッツのような風味と、クリーミーな舌ざわり。ポタージュやプリンにおすすめ。 - ブラックのジョー(黒皮小玉かぼちゃ)
やや水分が多くねっとりした果肉。小ぶりで皮が黒く、甘みも強め。 - 日本かぼちゃ系(東洋種)
ゴツゴツした皮に柔らかい果肉。水分が多く、ねっとり。煮崩れしにくいので和食の煮物に合います。
ホクホクかぼちゃ選びのポイント


では最後は甘くてほっこりした食感のホクホクかぼちゃを購入するときの注意点をまとめます。
スーパーでよくある「品種不明」のカットかぼちゃを選ぶときは、断面の色や種の状態を見るのがおすすめ。
品種が分かっているときは、その品種の特性を参考にしつつ、断面でもチェックできるとさらに安心です◎
丸ごとかぼちゃの見分け方
- ヘタが乾燥している: ヘタがコルクのようにカサカサに乾燥して、ひび割れているものは完熟のサインです。
- ずっしりと重い: 手に持ったときに、見た目よりもずっしりと重みがあるものは、果肉がしっかりと詰まっている証拠です。
- 皮が濃い緑色でツヤがある: 濃い緑色でツヤがあり、キズがないものを選びましょう。



丸ごとかぼちゃは切り口が見られないので見分けが難しいです!
確実にホクホクかぼちゃを購入したい場合はカットかぼちゃがおすすめ。
カットかぼちゃの見分け方
- 種がふっくらしておりぎっしり詰まっている
- ワタがぎゅっと詰まっている
- 果肉の色が鮮やかで皮の際まで色づいている
- 切り口が乾燥している: 切り口がベチャッとしておらず、乾燥しているものはホクホク感がある証拠です。
まとめ|かぼちゃの個性を活かして楽しく使おう
かぼちゃは、甘みも食感も品種や状態によってさまざま。
お料理にもおやつにも、使い方次第でとっても便利な食材です。
ダイエット中に甘いものが恋しくなったら…
お砂糖なしのかぼちゃスイーツで、自然な甘みを楽しんでみませんか?
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