
こんにちは!みすずです。
無水調理鍋の比較動画第2弾を公開しました。
フランス製鋳鉄製ホーロー鍋のstaub(ストウブ)と、国産ホーロー鍋のバーミキュラ。そして今回はバーミキュラの電気鍋ライスポットも交えて3種類の鍋を使ったご飯炊きくらべを行いました。
3つの鍋に違いはあるのでしょうか?皆さんはどのような結果を予想されますか。
検証動画はこちら
>>【#2 無水鍋2社比較】ストウブバーミキュラご飯炊き比べ

前回のおさらい
1回目の比較の時は、スペアリブとトマト玉ねぎの無水調理を行い、バーミキュラとストウブに違いがあるのか比べました。

前回の比較動画では、ストウブ鍋が圧勝だったんですよね。


どちらも塩だけで味付けをして食べてみましたが、バーミキュラ鍋はもう少し味の工夫が必要な仕上がり。ストウブ鍋は塩だけで完成した味になっていました。(個人の感想です)



バーミキュラ鍋の煮込みは家庭の味、ストウブ鍋の煮込みはお店の味といった印象でした。
これは私個人の感想なので食べる方によって異なった結果になるかと思います。
私はストウブ鍋の煮込みがコスパが良く感じました。
家にいながらシェフの味が食べられるお鍋なんてとっても安上がりで良いですよね。
検証に使用する鍋
- バーミキュラオーブンポット1 22cm(パールピンク/現在このカラーは製造終了)
- ストウブココットラウンド 22cm (ミント)
- バーミキュラライスポット


前回の検証と同じバーミキュラのオーブンポット1(オーブンポットワン)を使用しますが、この鍋は2023年にリニューアル。
鍋自体が薄く、軽くなりオーブンポット2として販売されています。





デザインも大きく変わりましたね。
オーブンポット1は以前はオーブンポットラウンドと言う名称でしたが、オーブンポット2の発売に伴い「オーブンポット1」に改名されたようです。
この記事で使用しているピンクカラーの鍋はなくなりましたが黒(マットブラック)のみ販売継続しています。
分厚い鍋で煮込んだ無水調理がお好きな方はオーブンポット1をお求めください。


ストウブ鍋は記事執筆当時Amazon限定カラーとして売られていたミントを使用しています。現在このミントは定番カラーに加わったようですが、公式サイトでは品切れになっています。
こちらは別の色になりますが、22cmストウブ鍋のリンクも記載しておきますね。


そして今回の検証に新しく加えたのがバーミキュラライスポットです。



ライスポットは「世界一おいしいご飯が炊けることを目指した」とホームページに書かれています
鍋で炊くご飯はおいしいけれど、火の前でご飯が炊けるまで待つことができない日だってありますよね。そんな日にもおいしいご飯がほったらかしで炊けるよう開発されたのがこのライスポットなんです。






ライスポットはバーミキュラオーブンポット1がそのまま中に入った電気鍋。
タイマー調理(6時間)や炊飯の予約調理(12時間)、また低温の保温(95度まで1度単位)もできるので、発酵調理にも重宝します。
この比較検証を行うまで私はバーミキュラ鍋とライスポットに仕上がりの違いはないと思っていました。
先に結論を申しますと、、、、ライスポットで炊いたご飯が圧倒的に美味しかったんです。



この結果にはとにかくびっくりでした!!
ストウブとバーミキュラサイズ比較
同じ22センチの鍋を使いますが、2つの鍋を合わせてみると違いがあることがわかりました。
バーミキュラ鍋の方が少し大きいようです。
公式サイトを参考に、ストウブ鍋とバーミキュラ鍋を比べてみました。
staub ココットラウンド 22cm | バーミキュラ オーブンポット1 22cm | |
鍋の重量 | 3.95kg | 4.2kg |
幅(取手含む) | 28.04cm | 30cm |
容量 | 2.6L | 3.5L |
炊飯目安量 | 3〜4合 | 4〜6合 |



容量で見ると0.9リットルも差があるとは気づいてませんでした!
なので、今回の比較は厳密には同じサイズの鍋ではないことはご了承ください。
こちらを使って比較をしていきます。
炊飯目安量について
今回の比較では22cmの鍋でお米1合で炊いています。
先ほどの表で炊飯目安量を見ると、ストウブ鍋22cmは3〜4合。バーミキュラ鍋は4〜6合。
1合の炊飯では鍋サイズに対してお米の量が少なすぎますよね。
そのため、2024年3月に動画を再編集する際に14cmのストウブとバーミキュラ鍋を使って再度炊き比べをしてみました。


結果のみお伝えすると22cm鍋での炊き比べの時と食べた感想は同じでした。



ストウブご飯の方が美味しかった!



でもこの違いはほんのわずかです。
ライスポットはもう返却してしまったので再度比べることはできませんでしたが、記憶の中のライスポットご飯はもっともっとおいしかったです。


写真、左の緑のお茶碗がストウブご飯、右の青いお茶碗がバーミキュラご飯です。
無水調理鍋とは
ちなみに無水鍋とは水を加えず調理ができる鍋のこと。
アルミ、ステンレス、ホーローなどのタイプのお鍋があります。
水を使わないので素材の栄養分を逃さず旨味を最大限に引き出す調理が可能なのが人気の秘密。
ただ、その分食材費と調理時間がかかるので節約には不向きなのかも?しれません。



長い時間をかけてコトコト煮込む、調理の過程を楽しむ方にお勧めの鍋です。
無水調理鍋の元祖はHALムスイの「無水鍋」。1953年に広島で生まれた国産のアルミ鍋です。
他にステンレス鍋のビタクラフトやフィスラー、最近人気の自動調理電気鍋ホットクックなどもあります。



我が家はホットクックも使っていますが、鋳鉄製ホーロー鍋はキッチンで映えるので、お料理をするときのテンションが上がります。


ご飯を炊きます
今回は白米炊き比べ。
1合のお米を洗って30分吸水。それぞれ公式サイトの炊き方通りに炊きました。


ストウブでご飯の炊き方
ストウブ鍋でご飯を炊く方法は公式サイトに記載されています。
私は2017年にストウブデモンストレーターさんによるストウブ講習会に参加しました。その時に伺った炊き方の通りにご説明しますね。
- 米は洗って30分ほど吸水させます。ザルに開け水気をしっかりと切り、鍋に入れます。
- 米と同量の水を加え中火〜弱め中火程度にかけます。
- 鍋の中心までしっかりとぶくぶく沸騰してくるまで火にかけます。
- 木べら等で底から「の」の字を書くように全体を1回混ぜます。
- 蓋をして一呼吸おき、極く弱火にして10分(1合の場合は8分)炊きます。
④の全体を混ぜるところでのポイントは「カニ穴」。
ぶくぶく沸騰してから全体を1回混ぜるとカニ穴が出てきます。
この穴を確認したら蓋を閉める。そして2秒待って、火をごく弱火にします。



2秒待つことで鍋の中に圧がかかるそうです。


炊けたら10分蒸らし、鍋底から切り混ぜて茶碗に盛ります。
こちらがストウブ鍋で炊いたご飯です。


バーミキュラでご飯の炊き方
バーミキュラ鍋でのご飯の炊き方も公式サイト通りに行います。
- 米は洗って30分ほど吸水させます。ザルに開け水気をしっかりと切り、鍋に入れます。
- お米と同量〜1.1倍のお水を加え、蓋をして中火にかけます。
- 鍋のふちから水滴がこぼれてきたらごく弱火にします。そこから約13分で炊けます。
炊けたら10分蒸らし、鍋底から切り混ぜて茶碗に盛ります。
こちらがバーミキュラご飯です。


ライスポットでご飯の炊き方
ライスポットには付属の計量カップ(水用と米用)があるのでこちらを使用します。


- 米は洗ってざるに開け鍋に入れます。付属の計量カップで1合分の水をはかり加えます。
- 炊飯コースボタンを押し、「白米」「ふつう」を選択。炊飯量を1合にセットしてスタートボタンを押します。
- 終了音が鳴ったらすぐに取り出します。
ライスポットの場合は炊く前の米の浸水は不要です。炊き上がり時間を変更しなければスタートを押してから30分間浸水の時間になります。
また、むらしが終わってから終了音が鳴るので終了音がなったらすぐに取り出します。



ライスポットでの炊飯には1時間かかります。
そのため、動画では1番最初にライスポットで炊飯をスタートさせています。
こちらがライスポットご飯です。


ストウブとバーミキュラのご飯比較
手前左からライスポットご飯、ストウブご飯(中央)、奥がバーミキュラ鍋のご飯です。


見た感じまっったく同じように見えます。
でも香りを嗅いでみると、、、、ライスポットのご飯が1番甘い香りがします。
見た目と香りだけではストウブとバーミキュラのご飯には特に違いは感じられませんでした。
そしてこれは香りだけの違いではなく、食べたときの美味しさもライスポット鍋が1番!でした。



同じお米とは思えない!!
食べ比べをしてみるまで、こんなに違うとは気づいてなかったのでとにかくびっくりです。
残ったバーミキュラオーブンポット1のご飯とストウブ鍋のご飯は、そこまでの大きな差はありません。
食べ比べてみると、ストウブ鍋の方がほんのり甘い香り。またお米のつぶつぶを感じられる食感が美味しくて、私はこちらが好みでした。



これは私個人の感想なので、どちらが美味しいかは人によって異なるかと思います。
まとめ
というわけで同じように見えるホーロー鍋を使っても出来上がったお料理の仕上がりは全く違うという結果になりました。
ライスポットのご飯がダントツでおいしかったわけですが、今回はストウブとバーミキュラの比較対決。
この2つだけで比べると、私はストウブ鍋のご飯がほんのり甘みがあり、米粒を口の中で感じられる食感が美味しく、好みでした。



でもストウブ鍋とバーミキュラ鍋のご飯の差はさほど大きくありません。



この2つよりもライスポットのご飯が圧倒的に美味しくて、群を抜いていました。
これは今回検証した私個人の感想です。
ご飯は特に人によって好みの分かれるものかと思いますので、気になる方はぜひ食べ比べしてみてくださいね。
ライスポットについて


動画内で使用した料理写真のレシピ







