
こんにちは!みすずです。
ふっくらとした肉まんや、しっとり仕上がる茶碗蒸し。
蒸し料理はシンプルだけど、素材の味をぐっと引き立ててくれますよね。
「蒸し器がないから作れない」と思っていませんか?
実は、おうちにある道具で手軽に蒸し調理ができる方法があるんです。
この記事では、私がよく使っている蒸し器の代用方法3つと、実際に使っているおすすめの蒸し調理鍋をご紹介します。
使い方のコツや注意点もまとめていますので、
「蒸し器を買うべき?代用で十分?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです!
▼この記事の内容を動画でもご紹介しています。
調理の様子や道具の使い方が気になる方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
>>【蒸し器の代用3選】フライパンや鍋で!蒸し器がなくても蒸し料理を楽しもう

蒸し器がなくても大丈夫!代用品で蒸し料理を楽しむ方法

 うさ子
うさ子蒸し鍋を買わなくても手軽に蒸し料理がしたい時に使える方法です。
1. 器に入れた料理を蒸す場合|茶碗蒸し・プリンなど
プリンや茶碗蒸しなど、器に入ったものを蒸したい時は、湯を沸かした鍋やフライパンの中に直接入れて蒸すことができます。


やり方とコツ
- フライパンもしくは鍋にお湯を沸かします。水の量は蒸したい器の高さの1/3〜半分程度。
- 器にアルミホイルをかぶせます(もしくは蓋に濡れぶきんをかませます)
- お湯が沸いたら底に布巾(もしくはキッチンペーパー)を入れ、その上に器を乗せます。
- 通常通り蒸します。



コンロの火と器の距離が近いので、鍋底に布巾を敷きます。
器にアルミホイルをかけるのが面倒な場合は「蓋に濡れ布巾をかませる」でも構いません。
その場合は器の中身に布巾が当たらないように気をつけてください。



実は私はこれよくやりました。。
使用鍋例
我が家ではアサヒ軽金属のワイドオーブンを使っています。


2. クッキングシートで蒸す場合|肉まん・焼売など
次はフライパンにクッキングシートを敷いて蒸す方法をご紹介します。
これは主に肉まんや焼売など。器ではなくて小さいものを蒸す場合です。


やり方とコツ
- クッキングシートをフライパンより大きめに出します。
- シートの下に水を入れます(水の量はフライパンのサイズによって異なりますが、1カップ〜3カップ程度です)
- シートの上に肉まんなど蒸したいものを並べます。
- 蓋をして蒸します。蓋からの水滴がかかる場合は、菜箸を噛ませたり、濡れ布巾を噛ませたりします。
蒸し時間は、通常よりも1〜2分短くした方がうまくいきます。



我が家ではこの方法は主に子どもの朝ごはんに。肉まんを温めたい時などに使っていました。
使用例
蓋付きのフライパンならなんでもOK!
我が家では、バッラリーニのサリーナ(28cm)を使っています。


3. 道具を使って蒸す場合|蒸しラック・ザル・落とし蓋
ここでは4種類の器具をご紹介します。
蒸しラック/ケーキクーラー
1つ目にご紹介するのは蒸しラック。
蒸し板、蒸し皿とも呼ばれます。
これは脚のついた網で、水を入れた鍋に直接入れて使います。



ケーキクーラーなども同様に利用できます。
我が家ではアサヒ軽金属のシリコンスチーマーを使用しています、、がこちらはすでに生産終了しています。ご紹介できなくて残念です。


似た商品のリンクを貼っておきますね。


他の製品も形状は同じです。網状になっており裏側に脚がついています。





これは私は圧力鍋で豚バラ塊肉を蒸したい時に使用していました。


- 鍋に水を入れ沸かす
- その中にラックを入れる。
- ラックの上に蒸す食材をのせる
蒸しラックは径が変えられないので、購入時には使用する鍋サイズに合ったラックを購入するように気をつけてください。
この方法なら土鍋や圧力鍋など手持ちの厚手の鍋にラックを入れ、蒸し調理が可能です。



加圧調理で使用する場合は、お使いの圧力鍋の専用スチーマーなどを使われた方が安全です。
平ザル+耐熱皿
平らなザルを蒸し器代わりに使います。


この場合は足がついていないので、下に耐熱皿が必要です。





平ザルは無印良品にもありました!


- 鍋に水を入れ沸かす。
- その中に耐熱皿を入れる。
- 耐熱皿の上に平ザルを乗せ、蒸す食材をのせて蒸す。
ステンレス落し蓋+耐熱皿
次は耐熱皿とステンレス落し蓋です。




サイズ調節ができるので手持ちの鍋に合わせて使うことができます。


- 鍋に水を入れ、耐熱容器を入れ、容器の中にも水を入れます。
- 容器の上に落し蓋をのせます。
- 落とし蓋の上に食材を乗せ、蓋をして蒸します。


ステンレス蒸し器/蒸しかご
最後はステンレス折りたたみ蒸し器、蒸しかごなどと呼ばれる製品です。



ダイソーで300円(税抜)で買えました。




折りたたみができるザルで足がついており、直接湯を沸かした鍋の中に入れて使用できます。


この製品は高さがあるので収納にはかさばりますが、側面があって安定感があり、使いやすいと思います。





ソーセージとさつまいもを蒸してみました!
- 鍋に水を入れ沸かします。
- お湯が沸いたらステンレス蒸し器(蒸しカゴ)を直接入れます。
- 食材を乗せ、蓋をして蒸します。
器具を使って蒸す | まとめ



これらの方法ならストウブ鍋を蒸し器の代用として使うことができます。
器具を使う方法を4つご紹介しましたが、どれも基本的には同じ使い方です。
- 鍋にお湯を沸かす。
- 鍋の中に器具を入れる、もしくは耐熱皿を入れてから器具をのせる。その上に蒸したい食材を乗せる。
- 蓋をして蒸す。
違いは耐熱皿が必要か必要でないか、だけ。
なので、あなたが使いやすい方法で試してみてください。
蒸し調理におすすめの鍋・スチーマー3選
では最後に、私が使っている蒸し器をご紹介します。
といっても大きな蒸し器があるわけではなく、私は蒸し調理ができる鍋を使用しています。
美味しく蒸し料理を楽しむなら、ここまでご紹介した蒸し器の代替品ではなく、スチーマーが1つあるとやはり便利です。
これから蒸し器の購入を検討されてる方の参考になりましたら幸いです。



最近はせいろを購入される方も増えましたね。
ストウブ鍋+スチーマーセット(26cm)
1つ目は無水調理もできる人気の鍋、staubココットラウンド。
staub鍋には専用のスチーマーが販売されています。


特徴と難点
ストウブ鍋は素材の旨味をしっかり引き出してくれ、水分を逃さない調理ができる密閉性の高い鍋。
鍋に食材を詰めて煮るだけでプロ並みの美味しい煮込み料理ができる、と人気です。
私も煮込み料理が美味しくできるので大変気に入っており、重宝しています。
長年使用してきた私が感じるデメリットは3つ。
- 重い
- 26cmは収納場所の確保が難しい
- 2段蒸しができない
私は腰痛持ちなので、腰の調子が悪い時はstaub鍋歯重すぎて持てず、使用することができません。
また、staubのスチーマーは上に重ねることができないので、一度に沢山蒸したい場合には不向きです。
26cmのスチーマーセットは、サイズが大きくて1度にたくさんの量を調理することはできますが、かさばるので収納場所に困ります。
では、ここからは3つの「ストウブ鍋専用スチーマー」をご紹介します。
現在は、26cm、24cm、22cmの3種類が販売されています。
ストウブココットラウンド26cmスチーマーセット
我が家で使っているのがこの26cmスチーマーセット。



26cmは鶏肉2枚を1度に蒸せるサイズです。


ストウブスチーマーインサート24cm
24cmのストーブココットラウンドにセットして使えるスチーマーです。



24cmは鶏肉1枚を蒸すことができます。


ストウブセラミックスチーマーバスケット22cm
鍋の中に入るタイプのスチーマーです。



22cmは肉まん(コンビニサイズ)が2つ入る大きさ。


ストウブの「26cmスチーマー」は、鍋とセットで購入することを強くおすすめします。
なぜなら、スチーマー単体で購入した場合、お手持ちの鍋に「ぴったりはまらない」可能性があるからです。
この件について、私は実際に日本の正規代理店であるツヴィリング社に問い合わせを行いました。
そのお返事として、「ストウブ鍋は同じ26cmサイズでも個体差があるため、すべての鍋にスチーマーが合うとは限らない」とのことでした。
実は私も、まさにこの失敗を経験したんです。
元々は、26cmのスチーマーと鍋がセットになったものを購入して使っていたのですが、
スチーマーがリニューアルされたことを知り、Amazonで「26cmスチーマー単体(リニューアル後)」を追加購入。
しばらく使わずに保管していたため、開封して実際に鍋にはめてみたのは2〜3ヶ月後。
そのとき、なんと手持ちのストウブ鍋にスチーマーがはまらなかったんです。
「えっ?同じ26cmなのに??」と、本当にびっくりしました。
このような事態を防ぐため、26cmサイズに限っては、鍋とスチーマーがセットになった製品を選ぶのが安心です。
この理由から、公式サイトでも26cmスチーマーは単体での販売がされていません。
なお、22cm・24cmのスチーマーは単体販売されており、こちらはサイズのズレが起こりにくいとのこと。



お手持ちの鍋に後からスチーマーを追加購入したい場合は、22cmまたは24cmの方が安心かもしれません。
ストウブスチーマーの旧製品について
我が家で使用しているのは26cmスチーマーの旧タイプ。鍋の中に入れて使うスチーマーです。
現行品は鍋の中に入るタイプではなく、鍋の上に乗せるタイプになっています。


アサヒ軽金属の鍋|オールパン・ワイドオーブン
国産の全面多層構造鍋として人気のアサヒ軽金属。
熱伝導率が高く、油なしで焼いたり、水なしで茹でたりできるのが特徴です。
同社の定番商品が片手鍋タイプのオールパン、その両手鍋版がワイドオーブンです。性能はほぼ同じですが、形状や重さに違いがあります。




私はかつてストウブ鍋と蒸し比べをしたことがありますが、蒸し上がりの美味しさはアサヒ軽金属が圧勝(個人の感想です)でした。
これから蒸し鍋の購入を検討している方に、ぜひおすすめしたい一品です。




オールパンとワイドオーブンの違い
両手鍋タイプのワイドオーブンは容量が大きく多用途に使えますが、重くて持ちにくい点がデメリットです(取っ手が小さく、熱くなるため専用カバー必須)。
一方、オールパンは片手タイプで扱いやすく、個人的にはオールパンの方が使いやすいと感じています。



我が家のオールパンはボロボロになるまで使い込んでリメイクに出してさらに使い込んで、、、破棄してしまいました。
スチーマーの使い勝手
アサヒ軽金属の専用スチーマーは、オールパン・ワイドオーブン共通で使用でき、鍋とは別売りです。


二段重ねが可能なので、一度に多くの食材を蒸したい方にぴったり。
私自身も2段調理がしたくてスチーマーを2つ購入しました。


現在のラインナップ
現在は、オールパンにはオールパンゼロ(調理性能重視)と、軽量化したオールパンライトの2種類があります。
「美味しさ重視」ならゼロ、「軽さ重視」ならライトと、ライフスタイルに合わせて選べるようになっています。
こちらがオールパンゼロです。


シャープ ヘルシオ ホットクック (2.4L)
最後にご紹介するのは電気鍋です。
ホットクックは忙しい人に便利な自動調理鍋。Gシリーズにはスチーマーが付属するので蒸し料理も可能。




ホットクックで蒸し調理をするときの注意点
ホットクックでの蒸し調理にはいくつか注意点があります。
まず、本体の内蓋中央に「まぜ技ユニット」の突起があるため、その突起を避けて具材を配置しなければいけません。
さらに、蓋までの高さがあまりないため、肉まんや蒸しパンなど高さのある食材には不向き。
プリンや茶碗蒸しなどを作る際も、器のサイズや深さをよく確認する必要があります。



実際に私も「具材を並べたら蓋が閉まらなかった」ということが2度あり、それ以降ホットクックでの蒸し調理は行わなくなってしまいました。
ホットクックの利点
とはいえ、ホットクックの最大のメリットは「火を使わず、ほったらかしで調理できる」こと。
調理中にキッチンに立っていなくてもよいため、忙しい日や他の作業と並行したいときにとても重宝します。
また、設定した時間で自動的に加熱が止まるので、加熱しすぎて食材がパサつく心配もありません。
茶碗蒸しなど、加熱具合が難しいメニューも失敗しにくいというのは嬉しいポイントですね。
蒸す量や高さに制限はありますが、少量をサッと蒸したいときにはとても便利な調理家電です。


どの方法が自分に合う?用途別おすすめ早見表
ここまでご紹介した「蒸し器の代用方法」や「おすすめの鍋・スチーマー」。
どれを選べばよいか迷ってしまう方のために、用途やライフスタイルに合わせた選び方の目安をまとめました。
| こんな方におすすめ | おすすめの方法・道具 | メリット | 注意点 | 
|---|---|---|---|
| 手軽に蒸し料理を試したい | 落し蓋 ケーキクーラー 平ザル+耐熱皿 | 家にある道具で代用できる | サイズが合わないと安定しない場合も | 
| 一度にたくさん蒸したい | ストウブ26cm+スチーマー アサヒ軽金属(2段) | まとめて調理できる/見た目もふっくら | 鍋が重く収納スペースが必要 | 
| 美味しく蒸したい | アサヒ軽金属(オールパン・ワイドオーブン) | 熱伝導がよく、蒸し上がりが絶品 | 持ち手が熱くなる・やや重い | 
| ストウブ鍋をすでに持っている | ストウブ専用スチーマー(22cm/24cm) | ぴったりフィット&仕上がりも◎ | スチーマー単体購入時はサイズ確認必須 | 
| 火を使わずに調理したい | ホットクック(付属スチーマー) | 放置でOK/失敗しにくい | 高さのある食材には不向き/容量に制限あり | 
それぞれに向き・不向きはありますが、
ご自身のキッチン環境や作りたい料理に合わせて、ぴったりの方法が見つかりますように!
まとめ|蒸し器がなくても、蒸し料理は楽しめる
蒸し器がなくても、家にある道具で工夫すれば、ふっくら美味しい蒸し料理を楽しむことができます。
落し蓋やクッキングシートを使った簡単な方法から、本格的なスチーマー付き鍋まで、用途やライフスタイルに合わせて選べる方法はたくさん。



私自身も蒸し器を持っていなかった頃は身近なもので代用。
少しずつ自分に合った道具を揃えていきました!
大切なのは「自分の暮らしに合った蒸し方を見つけること」。
まずはおうちにある道具から気軽に試してみて、いつものごはんに“やさしい蒸し料理”を取り入れてみませんか?
▼実際の様子を動画で見てみたい方はこちらからどうぞ。
身近な道具での蒸し調理、きっと気軽に取り入れたくなります。
>>【蒸し器の代用3選】フライパンや鍋で!蒸し器がなくても蒸し料理を楽しもう


あわせて読みたい|蒸し器を使った蒸し料理レシピ
実際に今回ご紹介した道具で作った蒸し料理のレシピも掲載しています。
使い心地や仕上がりの雰囲気を知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
- ホットクックで蒸す|鶏もも肉の蒸し鶏
- ストウブ鍋で蒸す|鶏むね肉のしっとり蒸し鶏
- アサヒ軽金属で蒸す|鮭のバター蒸し



















