
材料は、板チョコレートと卵の2つだけ。
小麦粉も米粉も使わずに作る、シンプルなガトーショコラです。
粉類を使わない分、焼き上がりはどっしり濃厚。
一晩寝かせることで、しっとりと落ち着いた食感になり、「これで材料2つ?」と驚かれることも多いレシピです。
砂糖を足さず、チョコレートそのものの甘さを生かしているので、「甘いものを食べたいけれど、できれば余計なものは控えたい」そんな方にも作りやすい配合になっています。
特別な材料や道具は使わず、思い立ったときに作れるのも、このレシピの好きなところ。
うさ子毎年バレンタインの時期に作っている、我が家の定番のガトーショコラです。
モニター品の紹介
Instagram投稿企画として行われた、IGersJPさん×ロッテさんのコラボ企画に参加させて頂きました。
このレシピでは頂いたガーナチョコレートを使用しています。


材料 (15cm丸型×1台分)
板チョコ 3枚(50~60gのもの・何でもOK)
卵(L玉がおすすめ) 3個
*今回使用するガーナチョコレートは1枚50gです。
材料の選び方とアレンジについて
チョコレートについて
このレシピでは、砂糖が入っている一般的な板チョコレートを使うのがおすすめです(ミルクチョコレートなど)
ダークチョコレートやビターチョコレートを使うと、甘みが控えめになる一方、仕上がりが硬くなり、苦味が強く出やすくなります。



砂糖を追加せず、チョコレートの甘みだけで作るケーキなので、ビターチョコは不向きです。
低GIチョコレートを使いたい場合
砂糖を控えたい方は、低GIチョコレートで作ることも可能です。
ただし、同じ分量・同じ手順で作っても、
- 高さが出にくい
- 生地がかなり硬くなる
- 口当たりが変わる
といった違いが出ます。
これは失敗ではなく、チョコレートの性質によるものです。
仕上がりの違いを知った上で選びたい方のために、普通のチョコレートと低GIチョコレートで作り比べた記事・動画も別にまとめています。
用途や好みに合わせて、無理のないほうを選んでください。
作り方
このレシピは粉やバターを使わない分、メレンゲの状態とチョコの扱いが仕上がりを左右します。
下準備
型の準備:15cm丸型にオーブンシートを敷きます(底と側面)。


卵を分ける:卵を卵黄と卵白に分け、卵白は使うまで冷蔵庫で冷やしておきます。冷たい方が、きめ細かなメレンゲが作りやすいです。


オーブンを予熱:オーブンを170℃に予熱します(天板を入れた状態で予熱しておくと温度が安定しやすいです)。
チョコを溶かす:板チョコを細かく割り、70〜80℃の湯せんにかけて溶かします。触りすぎると空気が入って白っぽくなりやすいので、基本は放置気味でOK。作業に入るまでそのまま保温しておきます。


生地を作る
メレンゲを作る
冷やしておいた卵白をボウルに入れ、ハンドミキサーで泡立てます。
砂糖を使わないため泡の安定は弱めですが、ツノが立つまでしっかり泡立ててください。
立てすぎると水っぽくなるので、泡の状態を見ながら調整します。


卵黄を泡立てる
別のボウルに卵黄を入れ、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜます。
空気を含ませておくことで、後から加える温かいチョコレートで卵が固まるのを防ぎます。


チョコレートと卵黄を合わせる
溶かしておいたチョコレートをゴムベラで混ぜ、溶けているかどうか確認します。


卵黄のボウルに溶かしたチョコレートを加え、手早く泡立て器で混ぜます。
チョコレートが部分的に固まらないよう、一気に混ぜるのがポイントです。


生地をなじませる(1回目)
綺麗にしたハンドミキサーの羽を手で持って、メレンゲをぐるぐると立て直します。


メレンゲの1/3量をチョコレートのボウルに加え、ゴムベラでしっかり混ぜます。
この段階では泡が消えても問題ありません。生地の重さをメレンゲに近づけるための工程です。


ふんわり混ぜる(2回目)
残りのメレンゲを同様に立て直します。
メレンゲの半量をチョコレートのボウルに加え、泡立て器で泡を消さないように混ぜます。
完全に混ぜきらず、マーブル状になるくらいで止めるのがコツです。


仕上げ混ぜ
残りのメレンゲを立て直します。
すべてをチョコレートのボウルへ加え、泡を潰さないように泡立て器で「すくい落とし混ぜ」をします。


最後にゴムベラに持ち替え、ボウルの底や側面の混ぜ残しを均一に整えます。


焼く
生地を触り過ぎないように型に流し入れます。ダスターの上で軽くトントンとして気泡を抜きます。


出来上がった生地は放置すると泡が消えます。急いでオーブンへ入れましょう。
170℃に予熱したオーブンで25分焼きます。
冷ます
竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がりです。
乾燥を防ぐため、取り出したらすぐにボウルやラップをかぶせて冷まします。


焼きたてしばらくするとしぼみますが、粉を使わないレシピでは正常な状態です。
完全に冷めたらラップをかけて冷蔵庫へ。一晩寝かせることで、生地が落ち着き、しっとり濃厚なガトーショコラになります。
写真は翌日の状態です。


ガトーショコラを美味しく作るポイント



材料が少ない分、ちょっとしたことで食感が変わります。
ここでは、しっとり濃厚に仕上げるためのポイントをまとめます。
- 必ず一晩寝かせる
粉を使わないガトーショコラは、焼きたてがいちばんおいしいタイプではありません。
焼きたては少ししぼみますが正常です。
一晩置くことで生地が落ち着き、しっとりどっしりとした濃厚さが出ます。 - 2日目が食べごろ
味がなじみ、チョコレートの風味がまとまりやすいので、翌日〜2日目が特に食べやすく感じます。
前日に作っておけるので、バレンタインなどのプレゼントにも向いています。 - 乾燥させない(冷まし方・保存のコツ)
しっとり感を保つために、焼き上がり後は乾燥に注意します。
粗熱が取れるまでボウルをかぶせる、完全に冷めたらラップで包むなど、表面の乾き対策をしておくと安心です。 - 仕上げはシンプルでも十分
粉糖をふるだけでも雰囲気が出ます。
さらに華やかにしたいときは、無糖で泡立てたホイップクリームやいちご、ベリー類を添えるとバレンタインらしく仕上がります。


なぜガトーショコラはバレンタインに向いているのか
このガトーショコラがバレンタインに向いている理由は、2つあります。
まず、材料が少なく、作る工程がシンプルなこと。
そして、前日に作っておいても問題なく、むしろ2日目の方が味が落ち着いておいしくなります。
デートや学校の前日など、余裕を持って準備できるのは大きなポイントです。
デコレーションケーキのように「作ってすぐ食べる」タイプのお菓子は、バレンタイン当日のスケジュールによっては、意外と大変ですよね。
その点、ガトーショコラは持ち運びやすく、プレゼント向きのお菓子。
私自身、バレンタインのお菓子は前日に作って、車で持っていくことが多かったので、こういった焼き菓子のほうが気持ち的にも楽でした。
デコレーションケーキを作ったことも多かったのですが、この場合ケーキ箱は大きくて重く、運ぶ間に崩れないか、暖房で溶けたりしないかと、どうしても気を使ってしまいます。



当時の彼はケーキ1ホールを1人で食べてしまう人だったんです。
その点、ガトーショコラは形が安定していて、多少の移動でもあまり神経質にならずに持ち運べるのが助かるところ。
扱いが気楽なのも、私がバレンタインにガトーショコラを選ぶ理由のひとつです。
また、このレシピは小麦粉を使わないため、しっかりとした濃厚さがあり、チョコレートの味をそのまま楽しめる仕上がりになります。
私自身はこのどっしり感が好みですが、ふんわり軽いケーキが好きな方には、少し重たく感じるかもしれません。
好みに合わせて、レシピを選んでいただけたらうれしいです。
補足|チョコレートの違いによる仕上がりを動画で比較しました
このガトーショコラは、使うチョコレートの種類によって仕上がりに大きな違いが出ます。
一般的な砂糖入りのチョコレートと、低GIチョコレートで作った場合の
高さ・食感・硬さの違いを、同じ条件で作り比べました。
低GIチョコレートを使いたい方や、仕上がりの違いを知った上で選びたい方は、こちらの比較動画も参考にしてみてください。
▶︎ 普通のチョコと低GIチョコのガトーショコラ比較動画はこちら


まとめ|材料2つで作る、定番のガトーショコラ


材料2つで作れる、シンプルなガトーショコラですが、しっとり濃厚なケーキに仕上がります。
小麦粉や米粉を使わず、チョコレートと卵だけ。
甘さや食感はチョコレートの選び方によって大きく変わります。



まずは一般的な板チョコレートで作り、味や仕上がりを確認してみてください。
シンプルだからこそ、作りやすく、失敗もしにくいレシピです。毎年作りたくなる定番のガトーショコラとして、ご家庭のいつもの味の1つに加えていただけると嬉しいです。
関連レシピ|甘さを控えたい方向けのチョコ系・チョコ風スイーツ
このガトーショコラ以外にも、甘さや材料を控えたい方向けのチョコレート系・チョコ風スイーツを紹介しています。好みや体調、そのときの気分に合わせて選んでみてください。
- 低GIチョコレートで作る、低糖質チョコマフィン
低GIチョコを使った、軽めの焼き菓子。小分けしやすく、持ち運びにも向いています。 - 砂糖・小麦粉・米粉・チョコなし 寒天入りベイクドケーキ
チョコレートを使わずに作る、さっぱりとした低糖質ケーキです。 - バナナとキャロブで作る、低糖質チョコ風レアチーズケーキ
焼かずに作れる、軽めのチョコ風デザート。濃厚すぎない甘さが好きな方に。








