
こんにちは!みすずです。
みなさん、オートミールはお好きですか?
オートミールには種類がいろいろあるので初めて購入される時は少し迷いますよね。
「粒の大きさ」「加熱時間」「食感」など、用途によって向き・不向きがあり、種類ごとに特徴が大きく異なります。
この記事では、代表的なオートミールの種類と、それぞれの特徴・おすすめの使い方をわかりやすくまとめました。

ちなみに私は最近はインスタントオーツを常備しています!
初めてオートミールを選ぶ方にも参考になる内容かと思いますのでぜひご覧ください。
オートミールはオーツ麦から作られる


オートミールとは、「オーツ麦(えん麦)」という穀物を食べやすく加工した食品のこと。
精白されていない全粒穀物なので、食物繊維や鉄分、ビタミンB群などが豊富に含まれています。



特に注目されているのは「β-グルカン」という水溶性食物繊維です。
- 腸内環境の改善
- 血糖値の上昇をゆるやかにする
- コレステロール値の低下
など、健康や美容に嬉しい働きが期待されています。
もともとは欧米の朝食として親しまれてきたオートミールですが、最近では日本でも人気。スーパーやドラッグストアでもよく見かけるようになりました。
手軽に栄養が取れ、調理が簡単。糖質制限やダイエット中にも向いている、といった点から日々の食事に取り入れる方が増えているようです。
オートミールの4つの基本種類


オートミールは、加工方法や粒の大きさによっていくつかの種類に分かれています。
ここでは、代表的な4タイプをご紹介します。
① スティールカットオーツ
オーツ麦の外皮を取り除いたあと、2〜3等分にカットした最も加工の少ないオートミールです。


噛みごたえがしっかりあり、ぷちぷち&もちもちとした食感が特徴。
- 調理時間:約20〜30分
- おすすめ:おかゆ、スープ、リゾット、ご飯に混ぜて炊く、など
手間はかかるけれど、素材の旨みを楽しみたい方に◎
スティールカットオーツはボブズレッドミルの製品が人気のようです。


スティールカットオーツは「雑穀ごはん風」にも使える!
スティールカットオーツは、白米と一緒に炊く「雑穀ごはん風」の使い方も人気です。
もち麦や押し麦のように、ぷちぷち&もちもちとした食感が加わり、いつものご飯で手軽にオートミールを摂取できます。
オートミールご飯を炊く方法
- 白米2〜3合に対して、スティールカットオーツは大さじ2〜3程度
- スティールカットオーツを30分〜1時間ほど浸水させると、より食べやすい
- 水加減は、いつもの水量+大さじ1〜2 (加えたオートミール分)



オートミールご飯は少しの量でも食物繊維やミネラルがしっかり摂れるのが嬉しいポイント!
炊きあがったご飯は、そのままはもちろんおにぎりやお弁当にも使えます。
② ロールドオーツ(オールドファッション/トラディッショナル/テーブルオーツ)
スティールカットオーツを蒸して、ローラーで平たく伸ばしたもの。
適度な歯ごたえと、もちっとした食感が魅力の万能タイプです。


- 調理時間:約5〜10分
- おすすめ:おかゆ、クッキー、パンケーキ、グラノーラなど
しっかりした粒感で、ご飯(ライス)代わりに使いやすいのがロールドオーツです。
手作りグラノーラや焼き菓子にもぴったり◎



粉末にして小麦粉代わりに使用する場合もロールドオーツがおすすめ!
ロールドオーツが粉末に適している理由を表にまとめるとこんな感じ。
ロールドオーツの特徴 | 粉末に適した理由 |
---|---|
加工が少ない | 粒がしっかりしているため、粉にしたときの香ばしさと自然な風味が出やすい |
粒のサイズが安定している | 粉砕後に均一なオートフラワーになりやすい |
加工されすぎていない | 添加物や味付きがないため、お菓子・料理の味を邪魔しにくい |
フードプロセッサーなどで撹拌し、オートミール粉を作成することができます。


ドラッグストアなどでよく見かける日食の「トラディッショナルオートミール」もロールドオーツです。


③ クイックオーツ
ロールドオーツをさらに細かく砕いて、加熱時間を短縮したタイプ。
やわらかく調理しやすいので、忙しい朝にもぴったりです。


- 調理時間:約1〜3分
- おすすめ:おかゆ、離乳食、焼き菓子、オートミールパンなど
④ インスタントオーツ
クイックオーツよりさらに細かく加工され、調理済み&乾燥済みのもの。
商品によっては味付きタイプもあり。お湯やミルクを注ぐだけで食べられる手軽さが魅力です。


- 調理時間:ほぼゼロ(お湯を注ぐだけ)
- おすすめ:簡単朝食、外出先や職場での軽食など



お湯を注ぐだけですぐ柔らかくなるので、手軽に使いたい方におすすめ!
我が家ではトップバリュ製品か、もしくは日食のインスタントオーツを購入しています。どちらも近所で手軽に手に入るのが購入理由。


オートミールの種類別 比較表
ここまでを表にまとめます。


種類 | 加工度 | 調理時間 | 食感 | 向いている用途 |
---|---|---|---|---|
スティールカット | 最も少ない | 20〜30分 | ぷちぷち・もちもち | おかゆ、スープ、リゾット |
ロールドオーツ | 中程度 | 5〜10分 | もちもち・しっかり | 焼き菓子、グラノーラ、おかゆ |
クイックオーツ | やや多い | 1〜3分 | やわらか・とろり | 離乳食、パンケーキ、簡単朝食 |
インスタントオーツ | 最も多い | お湯をかけるだけ | とてもやわらか | そのまま食べる、職場での軽食 |
私が購入した製品では、見た目ではクイックオーツとインスタントオーツにあまり差を感じませんでした。メーカーによっても加工の仕方(ローラーでどれくらい平たくなっているか/予めどれだけカットされているか)が異なるので、同じ「インスタントオーツ」「クイックオーツ」でも粒の厚みや火の通り方、翌日の食感などに微妙な違いが出ます。いろいろ試してお好みのオートミールを見つけてくださいね!
その他のオートミール製品
オートミールには基本の4種類のほかにも、用途に応じて便利な商品がいくつかあります。
ここでは「粉タイプ」や「加工済み商品」など、便利な派生製品をご紹介します!
オーツ粉(オートフラワー)
ロールドオーツなどを細かく粉砕した、製菓や料理に使いやすい粉末タイプ。
フードプロセッサーなどを使ってロールドオーツを自宅で粉末にすることも可能ですが、市販のオートフラワーなら粒子がより細かく、手間なく使えます。





オートミールパンケーキなどをよく作られる方におすすめ!
オーツブラン(ふすま)
オーツ麦の外皮部分だけを粉末状にしたもの。食物繊維が豊富で低糖質な点が特徴です。
オーツブランは、オーツ麦の外皮(ふすま)部分だけを粉末にしたもの。
「小麦ブラン(ふすま粉)」のオートミール版のような存在ですが、オーツブランの方が低糖質&グルテンフリー、食物繊維が豊富でヘルシー素材と言えるでしょう。
パンや焼き菓子に混ぜて使うことで、食物繊維を手軽にプラスできます。
味付きオートミール・インスタントタイプ
調味料や具入りでそのまま食べたりカップ麺感覚でお湯を注いで食べられるオートミール製品。
手軽さは抜群!
糖質や添加物、塩分量など、気になる方は成分表示をチェックしてから購入してくださいね。


オートミール入りグラノーラ
オートミールをベースに、ナッツやドライフルーツ、甘味料を加えて焼いたもの。
手軽にオーツ麦を取り入れられるし食べやすく味付けされたものがほとんど。


オートミールごはん系商品(ケロッグ・日食・日清など)
最近よく見かける製品です。
白米の代わりとして食べられる「オートミールごはん」タイプの商品が増えています。


ケロッグ、日清食品、日食などのメーカーから販売されているこのタイプは、
- ロールドオーツがベース
- より細かく・薄く加工してある
- 加熱時に「ごはんのような食感」になるよう調整された製品
分類としては「クイックオーツの進化版」=“ロールド系クイックオーツ”と考えるとわかりやすいかもしれません。
パッケージによっては「ごはん用」「食事向け」と明記されていて、水と一緒に電子レンジで1分ほど加熱するだけで、ふっくらとした“オートミールごはん”が完成します。
「おかゆっぽさが苦手」という方や、白米代わりに取り入れたい方にも人気のあるスタイルのようです。



実は私はまだこの実物を店舗で見かけたことがないんです。
見つけたらぜひ試してみます!
オーツミルク
オートミールと同じオーツ麦から作られる植物性ミルク。
液体のため栄養は一部に限られますが、β-グルカンを含むので牛乳や豆乳の代替としてコーヒーや料理に手軽に取り入れられます。





少し独特な風味ですが、慣れてくると意外と美味しいです。
初めてならインスタントオーツがおすすめ
「オートミールに興味はあるけど、どれを選べばいいのかわからない…」
そんな方には、まずはインスタントオーツから始めてみるのがおすすめです!
- 調理時間が短くて、手軽に食べられる
- おかゆ・スープ・焼き菓子など幅広く使える
- クセが少なく、初心者でも扱いやすい
慣れてきたら、食感の違いを楽しめるロールドオーツや、素材感たっぷりのスティールカットオーツにもぜひチャレンジしてみてくださいね。
用途やライフスタイルに合わせて、少しずつ自分好みのオートミールを見つけていくのがいちばんの近道です。
まとめ|自分に合ったオートミールを選ぼう
オートミールには、加工の仕方によっていくつかの種類があります。
調理時間や食感、使いやすさなど、それぞれの特徴を知っておくことで、毎日の食事に無理なく取り入れることができます。
まずは手軽なインスタントオーツ、もしくはクイックオーツから始めてみて、少しずつレパートリーを広げていくのも楽しいですよ。
私自身も、クイックオーツを愛用しながら、時にはロールドオーツやオートフラワーを使い分けて、タルト生地や焼き菓子、朝食メニューなどに活用しています。
あなたの食生活や好みに合ったオートミールが見つかりますように。
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