古代小麦と炭酸水の自家製ナン|普通の小麦との焼き上がり比較付き

古代小麦と炭酸水のナンとマースカレー

古代小麦(スペルト小麦)と炭酸水でこねる、発酵なしの自家製ナンです。

ベーキングパウダーを使うので、イースト発酵の時間は不要。炭酸水を加えてさっとこね、少し休ませてからフライパンで焼きます。

スペルト小麦ならではの優しい風味と、さっくり軽い食感が楽しめるナンです。

うさ子

カレーに添えるのはもちろん、焼きたてにバターやギーを塗るだけでもおいしくいただけます。

今回は、松坂屋名古屋店からいただいたレトルトカレーに添えて盛り付けました。

記事最後では、古代小麦で作ったナンと、普通の小麦で作ったナンの仕上がりも比較しています。

今回のレシピは動画でもご確認いただけます。

ブログ内容を声で説明した3分の動画です。
>>YouTubeで見る

tiktok(2019.08.11)

また、お好みで炭酸水の代わりにヨーグルトを使ってこねるともちもちとした食感になりますよ。

炭酸水とヨーグルトの仕上がりを比較した動画レシピもあわせてどうぞ。
>>炭酸水で作る自家製ナン

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古代小麦とは

古代小麦とは、現在広く使われている普通小麦の原種に近い小麦のことです。代表的なものに、スペルト小麦、エンマー小麦、アインコーン小麦などがあります。

今回使用したスペルト小麦は、香ばしい風味があり、焼き上がりはほんのり茶色く仕上がります。

うさ子

普通の強力粉で作るナンに比べると、さっくりと軽い食感になりやすいのが特徴です。

また、スペルト小麦は水分となじみやすく、生地が短時間でまとまりやすいと感じます。今回のようにフライパンで平たく焼くナンやピザ生地など、さっとこねて焼く料理にも使いやすい小麦です。

うさ子

「上に伸びる」のではなく「横にダレる」生地になるのが特徴です。

ただし、古代小麦も小麦の一種なので、グルテンを含みます。グルテンフリーではないため、小麦アレルギーのある方やグルテンを避けている方は注意してください。

使用したのは富澤商店のドイツ産スペルト小麦です。

材料(2枚分)

スペルト小麦 150g
(or普通の強力粉 150g)
塩 ひとつまみ(0.5g)
BP 小1
炭酸水 100〜110cc
(orヨーグルト130g)

BP(ベーキングパウダー)について

アルミニウムフリーのラムフォードBPを使っています。生地を作成してからすぐに焼かなくても膨らみ方が落ちないので、寝かせる生地に使いやすいベーキングパウダーです。(生地に加えた時と加熱の時と2段階で膨らみます)

ヨーグルト100%でこねるナンはこちらの記事でご紹介しています。
>>バターヨーグルトナンの作り方

作り方

生地を捏ねます

ボウルに小麦粉、BP、塩を計量しざっと混ぜ合わせておきます。

スペルト小麦

炭酸水を加えます。

炭酸水を加える

ざっと混ぜ台に出します。

この時硬ければ炭酸水を足してください。

ざっと混ぜる

捏ねすぎると硬くなります!

粉々したところ、水っぽいところ、などのムラがなくなるよう伸ばしてざっと捏ね、ひとまとまりになったらすぐに丸めます。

台に出してこねる

ラップをかけ室温で30分ほど休ませます。

スペルト小麦のこねあがり

普通小麦の場合

捏ね上がりまでに少し時間がかかります

パンではないので「表面がツヤっとするまで」「弾力が出るまで」捏ねるとこねすぎに。

表面がボソボソしていてまとまれば出来上がりです。

長めに休ませた方が(1〜2時間〜一晩)グルテンが落ち着き成形しやすくなります。

普通小麦のこねあがり

一晩置く場合は冷蔵庫で休ませてください。

焼きます

フライパンをしっかり熱してから弱火にします。

生地を2等分しさっと丸めます。

生地を2つに分ける

1つずつ焼きます。

両手でびよーんと伸ばすと簡単に三角に伸びます。

生地を三角に伸ばす

蓋をして弱火で、火加減を調節しながら4分ほど焼きます。

蓋をして焼く

裏返して焼きます

ぷっくりしてきたら裏返すタイミング。

生地が膨らんだ状態

再び蓋をして弱火で4分ほど焼きます。

裏面にも焼き色が付けば出来上がり。

裏も蓋をして焼く

バターを塗ります

熱々にバター、もしくはギーを塗ります。

バターを塗ったナン(スペルト小麦)

スペルト小麦の良い香りとさっくりした仕上がりをお楽しみください。

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作り方のポイント

こねすぎない

炭酸水を加えたら、粉っぽさがなくなる程度にさっとまとめます。

スペルト小麦は普通の強力粉に比べて生地がまとまりやすいので、長くこねる必要はありません。

こねすぎると焼き上がりが硬くなりやすいので、ムラがなくなったらすぐに丸めます。

30分ほど休ませる

生地をまとめたら、ラップをかけて室温で30分ほど休ませます。

休ませることで生地が落ち着き、成形しやすくなります。

普通の強力粉で作る場合は、スペルト小麦よりも生地が締まりやすいので、1〜2時間ほど長めに休ませると扱いやすくなります。

フライパンは予熱してから弱火で焼く

フライパンは先にしっかり温めておきます。生地を入れる直前に弱火にし、蓋をしてじっくり焼きます。

片面4分ほど焼き、生地がぷっくりとして焼き色がついたら裏返します。裏面も同じように蓋をして焼き、焼き上がったら熱いうちにバターやギーを塗ります。

火が強すぎると表面だけが先に焦げやすくなるので、弱火で中まで火を通すのがポイントです。

使用したフライパンについて

今回のナンは、ビタクラフトの「テンプパン」というフライパンを使って焼いています。

こちらのリンクは鍋タイプの20cmですが、このブログで使用しているのはフライパンタイプの26cm。どちらの製品も生産終了しています。

テンプパンは温度管理ができるフライパンで、今回はフライパン内を約200度に保ちながら焼きました。そのため、表面に均一な焼き色がつき、きれいな仕上がりになっています。

テンプパン
フライパン持ち手部分に温度が表示されています。

こちらのフライパンは現在は生産終了していますが、普通のフライパンでも同じように焼くことはできます。
(火加減によって焼き色にムラが出やすくなることがあります)

通常のフライパンで焼く場合は、先にフライパンをしっかり温めてから生地を入れ、弱火に落として蓋をして焼きます。火が強すぎると表面だけが焦げやすくなるので、弱火でじっくり焼くのがおすすめです。

普通のフライパンで焼くナンの作り方は、こちらの記事でも紹介しています。
>>炭酸水ナンの作り方

スペルト小麦と普通の小麦の違い

今回のナンはスペルト小麦で作っていますが、普通の強力粉でも作ることができます。

スペルト小麦で作ると、焼き上がりはほんのり茶色く、香ばしい風味が出ます。食感はさっくりと軽く、普通の強力粉で作るナンに比べると、歯切れのよい仕上がりになります。

バターを塗ったナン(スペルト小麦)
古代小麦のナン

一方で、普通の強力粉で作ると、白っぽくふっくらと焼き上がり、もっちりとした引きのある食感になります。生地に弾力が出やすいので、休ませ時間を長めに取ると扱いやすくなります。

バターを塗ったナン(普通小麦)
普通小麦のナン

どちらでも作れますが、短時間でさっと作りたい場合や、香ばしく軽い食感に仕上げたい場合はスペルト小麦がおすすめです。

項目スペルト小麦普通の強力粉
焼き上がりほんのり茶色く、香ばしい色合い白っぽく、ふっくらとした焼き上がり
風味小麦の香りがしっかり感じられるクセが少なく、食べやすい
食感さっくり軽めで歯切れがよいもっちりとして引きがある
生地のまとまり短時間でまとまりやすいしっかりこねると弾力が出る
休ませ時間30分ほどで扱いやすくなる1〜2時間ほど休ませると扱いやすい
向いている作り方ナンやピザ生地など、平たく焼く料理パンやナンなど、もっちり感を出したい料理

スペルト小麦は生地がやわらかくなりやすく、横に広がりやすい印象があります。そのため、食パンのように高さを出すものよりも、今回のようなフライパン焼きのナンや、薄くのばして焼くピザ生地に使いやすいです。

オリエンタルのマースカレーと一緒に

焼き上がったナンは、オリエンタルの「マースカレー」と一緒に盛り付けました。

マースカレーは、地元・愛知県でおなじみのご当地カレーです。昔ながらのレトロなパッケージが印象的で、長く親しまれていますね。

今回は松坂屋名古屋店からいただいたモニター品として、マースカレーをナンに添えていただきました。

オリエンタルマースカレー

私は名古屋在住ですが、実は今回が初めてのマースカレーでした。パッケージのやさしい印象から、まろやかな味を想像していたのですが、食べてみると思ったよりもしっかりピリ辛。スパイス感があり、ナンと合わせても物足りなさのない味わいでした。

スペルト小麦で作るナンは、香ばしくさっくりとした食感なので、カレーと一緒に食べるとよく合います。ごはんに合わせるカレーも、ナンを添えるだけで少し違った雰囲気で楽しめます。

盛り付け

カレーを盛って生クリームを垂らし、千切り生姜を添えます。

パセリのみじん切りを散らします。付け合わせはセロリ、プチトマト。

器に盛ります

まとめ

古代小麦(スペルト小麦)と炭酸水で作る、発酵なしのフライパン焼きナンをご紹介しました。

スペルト小麦を使うと、普通の強力粉で作るナンとは少し違った、香ばしくさっくりとした食感に仕上がります。生地も短時間でまとまりやすく、こねる時間が短くて済むのも使いやすいところです。

炭酸水とベーキングパウダーを使うので、イースト発酵の時間は不要。生地をまとめて少し休ませたら、あとはフライパンで焼くだけです。

焼きたてにバターやギーを塗ると、香りがよくなり、そのままでもおいしくいただけます。カレーに添えると、手軽におうちカレーセットのような雰囲気を楽しめますよ。

いつものナンとは少し違う、香ばしく軽い食感のナンを作りたいときに試してみてください。

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今後も良い記事をお届けしていきます!

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