【夏休み自由研究】ゼラチンと寒天を「食べられる実験」で比べてみよう!

自由研究に!ゼラチンと寒天の食べられる実験

こんにちは!みすずです

夏休みの自由研究、今年は何にしよう?と迷っている方におすすめ!
ゼラチンと寒天の「作って比べる実験」はいかがでしょうか。

見た目は似ているけれど、実は性質も使い方もまったく違うゼラチンと寒天。
同じ材料で2種類のゼリーを作ってみることで、違いがよく分かります。

我が家でも実際に小学生の子どもと一緒に実験してみました。
自由研究としても、食育としてもぴったりのテーマです。

うさ子

ぜひ親子でチャレンジしてみてください!

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ゼリー実験に使う材料はこちら!

うさ子

ゼラチンと寒天、両方でゼリーを作って比べてみましょう。

材料はどれもスーパーで手に入るものばかり。基本は同じジュースを使い、固める素材だけ変えるのがポイントです。

ゼリー作り比べの材料

【ゼラチンゼリー】

  • 100%ジュース(常温) … 300cc
  • 粉ゼラチン … 5g
  • 冷水(ゼラチンふやかし用)… 20cc
  • お好みで砂糖 … 大さじ1(なくてもOK)

【寒天ゼリー】

  • 100%ジュース(常温) … 300cc
  • 粉寒天 … 2g
  • 水 … 200cc
  • お好みで砂糖 … 大さじ1(なくてもOK)
  • このブログではマンゴーとリンゴの100%ジュースを使用しました。
  • 砂糖を加える場合は、ジュースに先に入れてよく溶かしておきましょう。
うさ子

我が家はお砂糖なっ子で作っています。
お好みの甘みに調節してくださいね。

ゼラチンってどんなもの?

ゼラチンは、豚や牛の骨や皮に含まれる「コラーゲン」から作られた動物性の素材です。
冷たい温度で固まり、温めるとまた溶けてしまうという特徴があります。

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ぷるんとなめらかな食感で、つるんとしたゼリーが作れるのが魅力。
ただし、パイナップルやキウイ、メロンなどのフルーツに含まれる「たんぱく質分解酵素」と一緒に使うと固まらないことがあります。

でもご安心を。
パイナップルやメロンなどはしっかりと加熱すると酵素が働かなくなるので、ゼラチンでも固めることができます。
また、冷凍や缶詰のフルーツはすでに加熱処理されているため、ゼラチンでも固まりやすいですよ。

実は私は過去にメロン果汁が含まれた市販の100%ミックスジュースでゼリーを作ったところ、固まらずドロドロになってしまった経験があるんです。

うさ子

失敗したくない場合は「キウイ」「パイナップル」「メロン」などを含むジュースは避けた方が無難です!

寒天ってどんなもの?

寒天は、海藻から作られた植物性の素材です。
食物繊維がたっぷりで、ヘルシーなおやつとしても人気!

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ゼラチンとの大きな違いは、常温でも固まることと、しっかりとした固さに仕上がること。
冷やさなくても固まるので、お弁当のデザートにもぴったりです。

また、寒天はパイナップルやキウイのようなタンパク質分解酵素を含んだフルーツにも使えるのがうれしいポイント。
ただし、牛乳やクリームチーズなどの「乳製品」と「タンパク質分解酵素を含むフルーツ」を合わせる場合は、ゼラチン同様固まりにくくなるので組み合わせに注意。

もっとも注意したいのは、寒天は「しっかり加熱しないと固まらない」という点。
寒天ゼリー失敗の多くは加熱が足りなかったことが原因です。

うさ子

寒天は「沸騰してからさらに1〜2分」しっかり炊くのがコツ!

ゼリーの作り比べスタート!

ここからは、実際にゼリーを作っていきましょう!
ゼラチンと寒天、それぞれの手順をしっかり確認しながら作ることで、違いがよりはっきり見えてきますよ。

ゼラチンゼリーの作り方

粉ゼラチンは4倍の冷水(今回は20cc)に振り入れ、ざっと混ぜしばらく置いてふやかしておきます。

ゼラチンをふやかします

ふやかしたゼラチンを湯煎にかける、もしくはレンジ加熱してゼラチンを溶かします。

湯煎の場合
  • フライパン等に湯を適量沸かす。
  • 火を止める。
  • ゼラチンの入った器を湯の中に置き、しばらく放置。
ゼラチンを湯煎で溶かします
電子レンジ加熱の場合

600wで10〜20秒ずつ、様子を見ながら加熱。完全に液状になるまで温めてください。

うさ子

ゼラチンは80℃以上になると固まりにくくなるので、電子レンジを使用する際は加熱しすぎに注意してください。

常温のジュースをボウル等に入れ、溶かしたゼラチン液を注ぎ入れて泡立て器などで手早く混ぜます。

ジュースに溶かしたゼラチンを加えます

*砂糖を加える場合はあらかじめジュースの中にとかしておきます。

器に注ぎ分けます。
今回は150ccの容器2つに分けました(少し余るくらいの量です)。

ゼラチンゼリーを器に注ぎます

冷蔵庫で約2時間冷やして、固まれば完成!

うさ子

ゼラチンゼリーはぷるんとした食感!
冷たくして食べるとおいしいですよ。

寒天ゼリーの作り方

粉寒天と水を小鍋に入れ、火をつける前によく混ぜて溶かしておきます。
この時点で寒天のダマがないようにしておくのがポイント!

水に寒天を加えよく溶かします

弱めの中火にかけ、底からしっかり混ぜながら加熱します。
火が弱すぎると寒天がしっかり溶けないので注意。

うさ子

「ゴムベラ」を使うと鍋底に沿いやすいので混ぜムラが起きにくいです。

ふつふつと沸騰してから、さらに2分間しっかり加熱します。
寒天は“加熱が命”!このステップを省くと固まりません。

沸騰してからさらに2分炊きます
うさ子

かなり熱くなるので火傷に注意してくださいね。

2分たったら火を止め、すぐに常温のジュースを加えて混ぜます。

砂糖を使う場合はジュースを入れる前に加えて、さっと溶かしてから混ぜてください。

ジュースを加えます

器に注ぎ分けます。
寒天は仕上がりの量がやや多めで、150ccカップ3個分ほどできます。

寒天ゼリーを器に注ぎ入れます

粗熱が取れたら冷蔵庫へ。2時間ほど冷やして完成!
寒天は室温でも固まりますが、冷やすとよりおいしくなります♪

できあがりを比べてみよう!

同じジュースを使っても、ゼラチンと寒天では見た目・食感・味わいにかなり違いがあります!
それぞれの特徴を、写真や食べたときの感想をもとに比べてみました。

ゼラチンゼリーのようす

  • 見た目:
    表面は少しざらっとしていて、やや光を反射するような感じ。
    透明感もあり、見た目からして「ぷるぷる感」が伝わります。
  • 食感:
    スプーンですくうと、なめらかでつるんと取れます
    口に入れるとぷるんっ♪としたやわらかい弾力があり、やさしいのどごし。
    つるん・ぷるんとした食感は、子どもにも大人にも人気のタイプです!
  • 味:
    使用する水分はジュースだけなので、味がとても濃厚!
    まるでジュースをそのまま固めたような、満足感のある味わいです。

こちらがゼラチン(手前2つ)です。表面が少しざらついており、ぷるっとしています。

ゼラチンで作ったジュースゼリー

なめらかでつるんとして、つるっと取れます。

ゼラチンゼリーをすくいます

寒天ゼリーのようす

  • 見た目:
    表面はつるんとしていて、角がピシッと出ているのが印象的。
    しっかり固まるので、型抜きやカットにも向いています。
  • 食感:
    ゼラチンと比べて、かっちりとした歯ごたえがあり、シャクシャクした食感が特徴です。
    スプーンで割っても崩れにくく、持ち運びにも安心。
  • 味:
    寒天は水を加えて煮溶かすため、ジュースの味が少し薄まりますが、
    そのぶんさっぱりとして夏向きの味わいに。
    食後のデザートにもぴったりな、やさしい甘さです。

こちらが寒天。表面がつるっとしています。

寒天ゼリーの出来上がり画像

かっちりと、角が出るように固まります。
ツヤっとつるっとしており、シャクシャクとした食感。

寒天ゼリーをすくったところ

味の違いまとめ

ゼラチンは「ぷるぷる&濃厚」、寒天は「シャキッと&すっきり」な仕上がり。
どちらが好みか、ぜひ食べ比べてみてください。
見た目・手ざわり・味の感じ方まで、いろんな違いに気づけるはずです!

自由研究としてまとめるポイント

ゼラチンと寒天の作り比べは、見た目・食感・味わいの違いがはっきりしていて、自由研究にもぴったりのテーマ。

我が家では、当時小学4年生だった子どもが、iPadのKeynoteアプリを使って発表資料を作りました。
キーボード入力がまだ苦手だったので、音声入力で文章を作成しながら、自分の言葉でまとめたのもよい経験になりました。

まとめた構成はこちら
  • 表紙(タイトル:「ゼラチンと寒天の違い」)
  • ゼラチンと寒天の違い(特徴や成分について)
  • 材料(使ったものの写真や分量の説明)
  • 作り方(ゼラチンと寒天の工程を左右に並べて比較)
     ※1ページに1工程ずつ写真付きで紹介しました
  • 味の違い(食べて感じたこと、好みの感想など)
  • まとめ(どうして違いが出るのか、どちらが好きだったかなど)
keynoteで作成した自由研究

工夫したポイント

  • 作業中の様子を一工程ずつ写真に撮って記録
  • 難しい言葉は使わず、自分の言葉で感じたことをそのまま書く
  • 作ったゼリーを家族みんなで食べて、味の感想を話し合って反映

「実験+まとめ+試食」で楽しく取り組める自由研究。
タブレットやスマホを活用して写真や音声入力でまとめれば、低学年でも無理なく進められますよ。

まとめ:親子で楽しむ、食べられる実験

今回のゼリー作りは、自由研究だけでなく親子のコミュニケーションの時間としてもおすすめです。
実験といっても、材料はすべて食べられるもの。最後に美味しく食べられるのもうれしいポイント。

ゼリーが固まっていく様子を観察したり、
「こっちのゼリーの方が好き!」「寒天って意外と固いね」など、
感じたことを言葉にする力も自然と育ちます。

おうちで楽しく学びながら、おいしく食べて、発見もいっぱい!

うさ子・くま男

夏休みの思い出にもぴったりの“食べられる実験”です。

ゼラチンと寒天の豆知識

ちょっとだけ、ゼラチンと寒天についての科学的な豆知識もご紹介!

  • ゼラチンは動物由来(主に豚や牛)で、たんぱく質の一種「コラーゲン」からできています。
     熱で溶けて冷やすと固まる性質があります。
  • 寒天は植物由来(海藻)で、主成分は食物繊維
     沸騰させてしっかり加熱すると固まり、常温でも形を保てるのが特徴です。
  • ゼラチンは生のパイナップルやキウイ、メロンなどに含まれる酵素で分解されてしまうため、固まりにくくなることがあります。
     加熱したり、缶詰・冷凍フルーツを使うことで解決できますよ!
  • 寒天は冷蔵庫に入れなくても固まるので、お弁当のおかずや常温スイーツにも向いています。

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