こんにちは!みすずです。
今回は、圧力鍋で作る牛すじカレーをご紹介します。

圧力鍋なら、時間のかかる牛すじも短時間でほろっとやわらか。
市販のカレールゥを使わず、スパイスと玉ねぎの甘みで仕上げるやさしい味わいのスパイスカレーです。
下茹でで牛すじの臭みを取り、丁寧に炒めた玉ねぎとスパイスの香りが牛すじにじんわりしみ込みます。

翌日まで冷蔵庫で寝かせれば、まろやかさが増してより美味しくなりますよ!
家族みんなで楽しめる、ほっとする牛すじカレーです。
圧力鍋「牛すじカレー」の特徴
牛すじはコトコト長時間煮込むイメージがありますが、圧力鍋を使えば短時間でほろっとやわらか。
下茹でで臭みを取り、玉ねぎとスパイスをじっくり炒めて旨みを引き出すことで、市販のカレールゥを使わなくてもコクのある味に仕上がります。
このレシピは、下茹で → 玉ねぎとスパイス炒め → 煮込み → 一晩寝かせ → 翌日再加熱、という流れでじっくり仕上げるのが特徴。



お急ぎの方には不向きかもしれません!!
時間はかかりますが、翌日の方が味がなじみ、まろやかで深い味わいになります。
もちろん、作ってすぐに食べてもOK。お好みのタイミングで楽しんでくださいね。
カレー粉は自家製しています。辛さなしのやさしい味で作っているので小さなお子さんがいるご家庭でも食べやすいカレーです。
使用した圧力鍋について



お使いの圧力鍋によって加圧時間を調整してくださいね!
今回使用したのは アサヒ軽金属「ゼロ活力鍋」スリムLサイズ。
全面5層構造の国産ステンレス圧力鍋で、熱伝導が良く、短時間の加圧でも食材がやわらかく仕上がります。


牛すじの下茹では、重りが振れてからわずか3分の加圧でOK。
長時間火にかけなくても、しっかりやわらかく、臭みも抜けます。
その後の炒めや煮込みも同じ鍋で行えるので、洗い物が少なく、調理の流れもスムーズです。
材料(4〜8人分)
下茹で用
- 牛すじ … 1kg
- 水 … 800cc
カレー用
- ☆ローリエ … 1枚
- ☆シナモンスティック … 1/2本
- ☆クミンシード … 小さじ1
- ☆バター … 15g
- ☆鷹の爪 … 1本(こども用ならなし)
- 玉ねぎ … 1と1/2個
- にんにく … 2かけ
- 生姜 … 3〜4切れ
- トマト … 5個
- 水 … 300cc
- 塩 … 小さじ1
- カレー粉 … 大さじ5
※今回はスパイス6種の自家製カレー粉を使用。辛味ゼロで米粉・小麦粉不使用なので、小さなお子さんや糖質制限中の方にもおすすめです。





「辛くないカレー粉」は市販品にもありますよ。
材料アレンジのヒント
- 辛さを変える
辛味ゼロにする場合は鷹の爪を抜いて、カレー粉は自家製もしくは辛味ゼロの市販のカレー粉を使用。大人向けにするなら、カイエンペッパーやブラックペッパーで辛みを足します。 - スパイスの代用
シナモンスティックはパウダーでもOK(小さじ1/4程度)。ローリエは省いても作れますが、入れると香りがぐっと良くなります。 - お肉の代わりに
牛すじの代わりに…牛バラ肉や豚すじでもおいしく作れます。圧力時間は肉の種類や大きさで調整してください。 - トマトの代わりに
生トマトがないときはホールトマト缶(1缶=約400g)で代用OK。酸味が強い場合は砂糖をひとつまみ加えてください。
作り方
1. 牛すじを下茹でする
牛すじと水(800cc)を圧力鍋に入れ、蓋をして火にかけます。





我が家で使用しているのはアサヒ軽金属のゼロ活力鍋です。


- ゼロ活力鍋(スリムL)の場合:重りが振れてから3分加圧。
- 一般的な高圧タイプ(約100kPa):加圧15〜20分 → 自然放置で圧を下げる
- 低圧タイプ(約60kPa):加圧25〜30分 → 自然放置で圧を下げる
加圧時間はお使いの圧力鍋によって調節してください。
圧が下がったら蓋を開け、牛すじを取り出します。


取り出した牛すじを水で洗い、鍋もざっと洗います。


2. 切る
牛すじは食べやすく切ります。
玉ねぎ、ニンニク、生姜はみじん切り。
トマトはお好みで皮をむき角切りにします。今回皮は剥いていませんが、剥くとカレーの仕上がりがきれいになるのでお好みでどうぞ。
3. 炒める
鍋に☆のローリエ、シナモン、クミン、バター、鷹の爪(好みで)を入れ、弱火にかけます。
クミンシードが弾けてくるまで。


玉ねぎを加え、弱火でじっくり炒めます。
しんなりしてきたら、にんにくと生姜を加えてさらに炒めます。
焦げそうになったら分量外の水を少し加えて、鍋底をこそげ取りながら炒めます。


玉ねぎが薄い茶色になってきたら牛すじを加え、全体を混ぜつつさらに炒めます。


玉ねぎが茶色くなるまで。


続けてトマトと塩を加え、蓋をして中火にかけます。


焦げ付きやすいのでたまに混ぜつつ、トマトがスープ状になるまで5分ほど蒸し煮します。


4. 煮込む
水(300cc)を加えて、蓋をして加圧します。
- ゼロ活力鍋の場合:重りが振れたらすぐに火を止め、そのまま自然に圧が下がるまで置きます。
- 一般的な高圧タイプ(約100kPa):加圧3〜5分 → 自然放置で圧を下げる
- 低圧タイプ(約60kPa):加圧7〜8分 → 自然放置で圧を下げる
※長く加圧すると牛すじが崩れやすくなるため、加圧時間は短めがおすすめです。
加圧調理をしない場合:時々混ぜながら20分煮込みます。


カレー粉を加え、軽く煮込んで味をなじませます。


ここまでで出来上がりでもOK。今回はまろやかにするためにここで一晩おきますね。


5. 一晩寝かせる(お好みで)
一晩置く場合は、完全に冷ましてから保存容器に移し替え、冷蔵庫に入れます。


翌日、再び火にかけて温め、塩やカレー粉で味を調えます。


出来上がりと盛り付け例
器に盛りましょう。



茹でたブロッコリーやインゲン、ミニトマト、ゆで卵などを添えると彩りも綺麗ですよ。
今回は、糖質制限向け。ライスは添えずカレーだけを器に盛っています。
中央にアボカドローズをのせたいので、その部分は少し穴を開けています。


薄切りアボカドをくるっと丸めた「アボカドローズ」を中央に。赤粒胡椒、パクチー、半割プチトマト、パセリ、生クリームで彩りをプラスしています。
パプリカパウダーを散らし、みじん切りしたパセリを散らします。




アレンジ・保存方法
保存方法
- 冷蔵:保存容器に入れ、冷蔵で3〜4日
- 冷凍:具とルーを分けて冷凍すると食感が保ちやすい
リメイク
残ったカレーでこんなアレンジはいかがですか。
- カレーうどん:だしでのばしてうどんに
- 焼きカレー:チーズをのせてオーブンでこんがり
- カレードリア:ごはん+カレー+ホワイトソース+チーズ
- カレーオムレツ:ふわふわ卵にかけて
まとめ
圧力鍋を使えば、時間のかかる牛すじカレーも驚くほど短時間でやわらか&とろ〜り仕上がります!
下茹でで余分な脂をカットすればさっぱりと食べやすく、辛味ゼロのカレー粉を使えば小さなお子さんにも安心。さらに糖質を控えたい方にもぴったりです。
圧力鍋だからこそ味わえる、ほろほろ食感とコク深い味わいをぜひお試しください!



他の調理法で作る牛すじカレーも、よかったらチェックしてみてくださいね。
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