おこしものの作り方|おにぎり型で作る愛知のひな祭り菓子

うさぎのおこしもの

こんにちは!みすずです。

今回は、愛知のひな祭り菓子『おこしもの』の作り方をご紹介します

3月3日のひな祭りに、中部地方では欠かせない郷土菓子です。
米粉を熱湯で練り、型に詰めて蒸し上げる、素朴でやさしい味わいの和菓子。

うさ子

「伸びないおもち」をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

鯛や扇子、お雛さまなどの木型で作るのが伝統的ですが、今回はおにぎり型を使って、気軽に楽しめる作り方をご紹介します!
特別な道具がなくても、おうちにある型やクッキー型で作れますよ。

この記事では、おこしものの由来とともに、材料・作り方・保存方法まで丁寧にまとめました。
中部の春の風習を、ぜひご家庭で楽しんでみてください。

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材料(2個分)

  • 米粉(または玄米粉)…150g
  • 熱湯…75〜100cc
  • 食用色素(赤・緑・黄)…各少々

熱湯の量は粉の種類によって多少前後します。最初は少なめに加え、様子を見ながら調整してください。

使用している材料について

このブログでは玄米粉を使用しています。
米粉でも作れますが、私は栄養価の高い玄米粉を愛用しています。
米粉よりもややほろほろとした食感になり、素朴な風味が楽しめます。普段は薄力粉の代わりに料理にも使っていますよ。

使用している食用色素について
一般的な食紅の代わりに、天然由来成分の色素を使っています。やさしい色合いで、小さなお子さんと作るときにも安心感があります。

作り方

1. 生地を練る

ボウルに玄米粉を入れ、熱湯を少しずつ加えながら混ぜます。

玄米粉に湯を注ぐ

やけどに注意しながら、手でしっかりとこねてひとまとまりにします。
耳たぶくらいのやわらかさが目安です。

こねる

硬い場合はお湯を少しずつ足し、ゆるい場合は粉を足して調整してください。

2. 色を付ける

  • 食用色素をごく少量小皿にとり、水を少々加えます。
  • 楊枝の先(根本部分)でよく溶き混ぜます。
  • 生地の一部を3つに分け、それぞれに水で溶いた食用色素を少量ずつ加えます。ここでも、ごく少量ずつ。楊枝の先に着いた色粉をぷすっと生地に突き刺すようなイメージ。1回もしくは2回突き刺せば充分です。
食用色素を加える

練り込むとやさしい色合いに仕上がります。

色粉を混ぜて丸める

色を付けすぎると濃くなりやすいので、少しずつ様子を見ながら加えるのがポイントです。

3. 型に詰める

型にラップを敷き、先に色付き生地を適当に丸めて配置します。
今回はセリアのおにぎり型を使用しています。

型にラップを敷いて色生地を配置

その上から白い生地をのせ、上からもラップをあて手で生地をしっかりと押し込めます。
型の隅まで行き渡るように。

白い生地を詰める

空気が入らないよう、指でぎゅっと押さえるときれいに仕上がります。

型から取り出し、残りの生地でもう1つ、同じものを作ります。
スチーマーにオーブンシートを敷いて生地を並べます。

少し生地が余ったので、色生地を三色重ねて花形で抜いて、お花の菱餅も作りました。

残りの色粉生地で菱餅風

4. 蒸す

鍋にたっぷりの湯を沸かしてスチーマーをセットし、蓋をします。
強めの中火で約15分蒸します。

蒸し器で蒸す

鍋のふたから水滴が落ちないよう、ふきんをはさむと表面が綺麗に仕上がります。
(今回は布巾を噛ませていないので出来上がりに水滴跡が残ってしまってます)

電子レンジの場合600Wで2分ほど加熱してください。レンジ加熱の場合は少し硬めに仕上がります・
蒸し器の方がもっちりとした食感になります。

5. 冷やす

蒸し上がったら、硬くなるのですぐに冷水に取って冷まします。
かなり熱いので火傷に注意してください。
オーブンシートごと生地を取り出しシートのまま水の中に入れてしまうと簡単に移動ができますよ。

冷水にとる

冷水につけることで、表面の乾燥を防ぎます。

6. 完成

これで出来上がりです。
お雛様にお供えしたり、おやつに食べたりして楽しんでください。

うさぎのおこしもの

おこしものの保存方法

米粉を蒸して作るおこしものは冷めるととても硬くなります。

  • 常温保存:1〜2日
  • 冷凍保存:1つずつラップに包んで保存袋に入れ、冷凍庫で2〜3週間。

おこしものとは

「おこしもの」は、愛知県を中心に親しまれている、ひな祭りの郷土菓子です。

米粉を熱湯で練り、型に詰めて蒸し上げる、素朴でやさしい味わいが特徴の和菓子です。

見た目はお餅や団子に似ていますが、砂糖は加えず、お米そのものの風味を楽しむのが伝統的なスタイル。出来立てはもっちりやわらかく、時間が経つとしっかりとした歯ごたえに変わります。

名前の由来

「おこしもの」という名前にはいくつかの説があります。

  • 型に生地を押し込めて作ることから「押しもの(おしもの)」が変化したという説
  • 型から生地を起こして外すことから「おこしもん」と呼ばれるようになったという説

地域によっては「おこしもん」と呼ばれることもあり、昔から家庭ごとに受け継がれてきました。

歴史と広がり

もともとは農家で、くず米(しいな)を活用するために作られたのが始まりとされています。無駄にせず、行事菓子として形を整え、子どもの成長を願う気持ちを込めて作られてきました。

愛知県の安城市や刈谷市など旧東海道沿いの地域が発祥の地とされていますが、現在では愛知県のみならず岐阜や三重など中部地方全体で親しまれています。

伝統的な形と彩り

伝統的には木型を使い、鯛・扇子・桃の花・お雛さまなど、縁起の良い形に成型します。
赤・緑・黄色の食紅で華やかに彩られるのも特徴です。

うさ子

おこしものの木型は高額なので、この記事ではおにぎり型を使用しています。

クッキーの抜き型などでも作れますよ。

作るより食べてみたい!という方はぜひ市販品をお試しください。

地域のスーパーではひな祭りの時期になると色鮮やかなおこしものが並び、春の訪れを感じさせてくれます。

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おこしものの食べ方

おこしものは、基本的に甘みのない素朴なお菓子です。出来立てはもっちりやわらかく、お米の風味をそのまま楽しめます。

一般的には、砂糖醤油やきな粉をつけていただくのが定番の食べ方。ほんのり甘じょっぱい味付けがよく合います。

ただ、時間が経つと水分が抜けてだんだん硬くなっていきます。特にスーパーなどで購入したものは、作ってから日にちが経っていることが多く、かなりしっかりした食感になっていることもあります。

私はそのまま食べるよりも、トースターで焼いてから砂糖醤油をつける食べ方が子どもの頃から好きでした。外側がこんがり香ばしくなり、中はもっちり。まるで焼き餅のような味わいになります。

出来立てのやわらかさを楽しめるのは、手作りならではの魅力。
焼いて香ばしくするのもまた違ったおいしさです。

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